12 ページ12
『なんで!? なんで謝ってるの!?』
降谷「朝、ノック無しでお前の部屋に入ったり、勝手に布団剥いだりしただろ。それを謝っている」
『今まで謝ってくれた事なんて無かったのに、どうしたの!? どう言う風の吹きまわし?』
降谷「風とか、今こうして謝罪してるんだからいいだろ!」
『じゃあここに連れてきたのも、好きなもの頼ませたのもその為!?』
降谷「だったらなんだ!嫌なのか!?」
『何それ気持ち悪い!そんなのパパじゃない!』
降谷「お前!謝ってる相手に“気持ち悪い”は無いだろ!」
『気持ち悪いよ! 謝罪こそわざわざこんな所まで来なくても良かったじゃん! 蘭ちゃん達とスイーツビュッフェ行った方が楽しかった!』
いつのまにかまた口論になってお互いが身を乗り出す
降谷「もう予約してたんだからしょうがないだろ!」
『予約する前に私にも聞いてよ!私だって予定ってものがあるもん!そもそも物で釣ろうとしてるあたり、謝罪と違うでしょ!』
ダンッ!!
パパの拳がテーブルに叩きつけられて起こった音に少し震えたが、
そういえばどんなに喧嘩しても、私に手をあげた事は一度も無いな....
・
・
・
降谷「風見!お前がどうにかしろ!」
『え、風見?』
風見「....Aさん、申し訳ありません....」
背後からした声にゆっくり振り返ると、まさかの後ろのテーブルのお客さんは風見さんだったのだ
『なんで風見さんが!?』
風見「実は....降谷さんにあなたを食事に誘うように言ったのは私なんです....」
『.....どういうこと?』
風見「今朝また喧嘩をなされたと聞いて、降谷さんに、一度ゆっくりAさんとお話をされて見てはいかがかと、例えば一緒に食事をするなど.....と提案をさせていただきました。
それがまさか、あの降谷さんがここまであなたに対して不器用だとは思いませんでした.....」
色々衝撃的過ぎて目が回る
降谷「俺が不器用だと....?」
風見「は!も、申し訳ありません!!今の発言は無かった事に....」
降谷「.....もういい、俺は帰る。あとは風見が処理しろ。Aも俺より風見の方がいいだろ」
それは大正解である
でも、あれはあれで頑張ってくれてたんだ....
そう思うと、少しパパには態度が悪過ぎたと反省する
・
・
風見「では今夜は私が食事のお供をさせていただきます....」
『うん...』
1646人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rin.(プロフ) - ねこさん» ねこ様、大変申し訳ありません。こちら現在「愛の秘密を、正義の銃を」というタイトルで書き直し連載しておりますので、ぜひそちらをご覧下さい! (2021年7月28日 19時) (レス) id: 49eaddb046 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - パスワードを教えてください (2021年7月28日 18時) (レス) id: e07d69bf4d (このIDを非表示/違反報告)
Rin.(プロフ) - ちぃさん» ちぃ様、いえいえ!現在「愛に秘密を、正義に銃を」と言うタイトルで連載しています。是非ご覧ください! (2021年7月4日 23時) (レス) id: 49eaddb046 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 説明文読まずに、コメントしてしまい申し訳ありませんでしたm(._.)m (2021年7月4日 23時) (レス) id: d79a7c554a (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 前まで読めていたのにパスワードが、、( ノД`)…教えて下さいm(._.)m (2021年7月4日 23時) (レス) id: d79a7c554a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Rin. | 作成日時:2018年5月26日 15時