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安室「その必要はありませんよ。 蘭さんお気遣いありがとうございます。」
....全然話についていけてません。
安室「Aさんお待たせいたしました。こちらの席に移っていただけますか?」
そりゃそうだ。4人がけのテーブル席にもう4人座っているのだから。
『はい。』
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安室「では、Aさんの手帳に書かれていた“先輩”についての調査結果ですが.....」
蘭さんたちの視線が痛い
安室「結論から申し上げますと、Aさんは既にもうその方を知っています。」
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『.....え? つっつまり、私はその人と出会っているにも関わらず、その人を思い出せていないってことですか?』
安室「そういうことです。」
『誰なんですか!?その人!』
安室「Aさん、今回の調査の件と共に、あなたの過去も調べました。あなたが記憶喪失となった原因も。」
『それで....どうだったんですか?』
知りたい気持ちと、知ってはいけないという拒否反応。
仮にその“先輩”が誰だか知ったとして、私はどうしたいのだろう。
またその人に片思いをするのだろうか。
安室「Aさん、まだ迷っているんじゃないですか? 結果報告をするとは言ったものの、僕の意見では、もう少し心の整理をしてから知るべきじゃないかと....」
たしかに安室さんの言う通りである。
闇雲に目的なく過去を知っても、いい結果を生み出すとは限らない。
それを知ってしまった後、自分が変わってしまいそうで怖い気持ちもある。
今の自分、身の回りにいる人たちとの関係、それが今は一番大切。
それを壊してしまうようなリスクを負ってまで、知る必要はあるのだろうか。
その“先輩”が身の回りにいる人物だというと、尚更である。
その人が私に何も言ってこないということは、その人も私の事を覚えていないということ。
それこそ、昨日の梓さんの話じゃないけど、可能性はほぼゼロ。
ここは大人しく安室さんに従って、もう少しよく考えてからにしよう。
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ねお - 「りんごジュースと安室さんで!」に笑ってしまいました…ww (2018年7月19日 14時) (レス) id: 3fa6fc4c4d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 確認しました。失礼しました。 (2018年7月10日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
Rin.(プロフ) - 明里香さん» 金髪はアニメ版の設定です。原作では茶です。 (2018年7月10日 22時) (レス) id: 68a8014856 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 安室さんの髪の毛は茶髪ではなく、金髪です。99話です。 (2018年7月10日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
Rin.(プロフ) - 戦国娘さん» ページを更新してみるか、少し待って見てください。すぐには表示できないようなので.... (2018年5月6日 20時) (レス) id: 68a8014856 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin. | 作成日時:2018年4月29日 0時