追憶のディケード 2【安室透/降谷零】

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普段大学行くよりも少し早く起きた




もちろんおめかしをするため。





やっぱりこのワンピースにしてよかった





髪型は今日はアップにしようかな





メイクはいつも通り控えめに。






今日は最低限の荷物にしよう









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講義室に入る



ガチャ








....え、なに？



急に静寂に包まれる室内



下を向きながら一番端の席に着く






教授「始めるぞー」








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教授「今日はここまでー」



はぁ...やっと終わった

やっぱり講義は息がつまる





スマホを開くと15分前にメールが1件


“食堂で待ってますね”


....勝手に入ってるし。まぁ入っていいんだけど。






あんまり待たせるのは悪いから急ごう





女1「ねぇ！！食堂にあのポアロの店員がいるらしいよ！！」



女2「うそ！なんで！？」



女3「ちょちょっと！早く行こうよ！」




女4「聞いた！？食堂にいるって！」


女5「私たちも行こ！」







情報広まるの早すぎじゃない！？


困ったな...


そういえばここの廊下の窓から食堂見えるんだっけ？





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人が多すぎて安室さんがいるのかどうかは見えない



あの中に入って行ける気はしないし、場所変えてもらう？



そう思ってスマホを取り出す




男1「あの、Aさんだよね？」



『え？』




男1「今日いつもと雰囲気違いすぎて分かんなかったよ！」



男2「本当にAさん！？」




『あの...何か用ですか』



男1「この後もう暇でしょ？ちょっと遊ぼうよ」



『すみません、私急いでるんで....って何するんですか！離してください！』



腕を掴まれる手が気持ち悪い




男2「そんな釣れないこと言わないでよー。Aさんいつも一人じゃん。彼氏もいないって聞いたよ？」



『あなた達には関係ありません。本当に急いでるんで離してください』





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安室「残念ながら彼女は先約済みなので。」

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