追憶のディケード 2【安室透/降谷零】

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少しずつ、しかし確実に高度を上げていくゴンドラ。









日はとっくに沈み、テーマパーク内のネオンが見事に映える。









元太「腹減ったー」






光彦「さっきお菓子食べたばっかりじゃないですか！」






元太「そんなんじゃ足りねーよー」









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頂上に近づくにつれ、ますます強くなる不安。






安室さんはどうしているのだろう





どうして何も連絡をくれないのだろう。






まさか昨日の夜の大規模な交通事故で....？









歩美「Aお姉さん大丈夫？ 高いところ苦手なの？」






小学生に心配される27歳って恥ずかしいね






『そんなことないよ！ほら歩美ちゃん、見て！花火がすごく綺麗だよ！』






歩美「わー！本当だー！」









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ドンッ




光彦「わ！」




歩美「キャ！」




元太「うわ！」




え、なに！停電！？






光彦「停電ですかねー」




水族館以外の灯りが全て消え、もちろん観覧車の回転も止まった




歩美「もうすぐで降りられたのにー！」





『みんな、大人しく電気が戻るまで待ってようね。』








そうは言ったものの、私だって怖い。





子供達の手前、大人としてしっかりしなきゃ









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なかなか復旧しない電気





何かあったのだろうか。






子供達もさすがに不安なのか徐々に口数が減ってきた。









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ダダダダダダダダ



なに！！？







銃の乱射音と共に火花が止めどなく舞い散っている






なになになになに、何が起こってるの！？






子供達もやはり大混乱してる





『みんな落ち着いて！大丈夫だから！』

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