追憶のディケード 2【安室透/降谷零】

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店員「いらっしゃいませー！」







久々にショッピングモールに来た私は少し緊張気味。







店員「何かお手伝い致しましょうかー？」





『えぇっと....その....で、デートに着て行く服を....』






店員「デートですね！？ お任せください！」





と言って足早に店の奥に姿を消してしまった。






“デート”って言うだけでも恥ずかしいな...








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店員「お待たせいたしました！こちらなんかどうでしょうか！お客様にすっごくお似合いですよ！」






差し出されたのは、淡いピンクに細かい刺繍が施された綺麗なワンピース。







『き、きれい...』






店員「ぜひ試着してみてください！」








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試着室の鏡に映る自分に満足した私は、







店員「お客様いかがですか？」






『....買います』









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たった今買ったワンピースの入った紙袋が私の歩みに合わせて揺れる。







家について一本のハンガーを取り出し、目のつくところにかけておいた。









それを見ただけで自然と笑みがこぼれる。






『楽しみだな....』

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