105話 ページ8
『…………落ち着いた?』
「あぁ、悪い」
しばらく安室さんの腕の中にいた私は、やっと離してもらえた。
慣れない、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「…………A」
安室さんに名前を呼ばれ、熱のこもった視線が私に届いた。
うわぁ、ホント綺麗だなこの人の顔。
そんなことを考えていると優しく奪われる唇。
『ん、』
触れた唇から彼の温もりを感じた。
一旦離れ、またすぐにキスがふりかかる。
だんだん深くなってきて、頭がくらくらした。
熱い、気持ちいい
『っは……ん、』
「っ、A……」
ソファーの背もたれに弱い力で押さえつけられ、必死に彼のキスに応えた。
目の前がくらくらする。
……あ、だめだ。これ、ほんとに………
安室さんの手が、するりと服の中に入った。
『っっっ!!!』
ドンッ!
私はそれに驚いて、慌てて彼を突き飛ばした。
『っは………、はぁ……』
肩で息をし、濡れた唇を拭う。
や、やばい…
首まで真っ赤になっているだろうと悟った。
久しぶりすぎて、緊張する……!!!
ぐるぐると頭が混乱する。
だめ、むり。
安室さんの顔、ちゃんと見れない…
「………A?」
安室さんはきょとんとして私を見ている。
顔を合わせると更に熱い何かがぶわわっとこみ上げてきた。
耐えられなくなり、私はソファーと彼の間からするりと抜け立ち上がる。
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レモン - 読んでて、ハラハラしたり、思わず笑ってしまったり、とにかく楽しいお話でした! おもしろい小説ありがとうございます! これからも頑張ってください! (2019年12月12日 15時) (レス) id: 3deba30f55 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 面白かったです!! 最後「夢の国」でえぇっー、そこはトロピカルランドでしょ!?と思わずツッコミましたww 降谷さん視点好きですわ、強いて言うなら「僕」じゃなく「俺」が良かったです (2019年3月2日 0時) (レス) id: 397416eb50 (このIDを非表示/違反報告)
mリン(プロフ) - ナオさん» ありがとうございます。番外編のリクエストまでいただけるとは!考えてみますね! (2018年7月26日 21時) (レス) id: 0761f3b4ce (このIDを非表示/違反報告)
mリン(プロフ) - きのんさん» 結婚後ですか!考えてみます!ご愛読ありがとうございました。 (2018年7月26日 21時) (レス) id: 0761f3b4ce (このIDを非表示/違反報告)
ナオ(プロフ) - 素敵なお話でした!是非、その後のお話を番外編で読みたいです! (2018年7月26日 20時) (レス) id: be73906264 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リン | 作成日時:2018年6月23日 17時