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144話 ページ48

結論を言おう。








めちゃくちゃ楽しかった。



島の方しか行けなかったけど、まぁこれとないくらい存分に楽しませてもらった。



安室さんと、カチューシャは流石に目立つからダメだったけど色ちがいのリストバンドつけて。



とにかく色んなアトラクションまわって。



安室さんが予約してくれていたレストランもとても良いとこで、もう大満足だ。



デートプランいつ考えたんだろうとか、ゼロがこんな人が沢山いる場所で安易に行動していいのかとか。



色々気になることはあるけど。






とりあえず言えることは、安室半端ないってもぉ〜!!あんなんカッコよすぎるやん!?もぉ〜!!だ。




今はもうとっくに日が暮れて、私たちは安室さんの運転する車で帰っているところである。



安室さんがどこか寄りたいところがあるらしく、どうやらそこに向かっているようだった。



運転する彼の横顔を見て、ふと今日のことを振り返る。



安室さんが逆ナンされたり、私が人混みに流されそうになったり、なんやかんやあったけど。



人前の時は安室透で、二人の時周りに聞こえない声で降谷零に戻って。



人格を使い分ける彼の仕事の重要さに、改めて柄にもなく重みを感じた。



私はただの一般人で、少し変わっただけで彼の仕事のことは良く知らないまま。



それでも、彼の__降谷零の横にいつまでも立っていたい。



彼を死ぬまで、愛し続けたい。



今日のことは、私にとってとても大切な思い出になった。



私は、私らしく。



もし彼が私を手放す時がきたら、まぁその時はその時だ。




ぎゅ、と膝に乗せたお土産の袋を握りしめた。







===

_降谷零_


今日、楽しそうに1日を過ごす彼女を見て、連れてきて良かったと思うと共に、やっぱりこれから先彼女を手放すことが出来ないだろうと改めて確信した。




Aは僕にとっての生き甲斐で、一人の女性として生涯愛し続けるだろう。




彼女と出会って、本当に色んなことがあった。



あの優しい笑顔に、何度救われたか。



彼女の横に、他の誰かが立つことなんて、それこそ想像しただけでむしずが走る。



僕はこれから先何があっても、彼女と彼女が愛するこの国を……



命懸けで守っていく。







今日のデートの最後に。



彼女に僕の気持ちを伝えようと決めてきた。



これは正真正銘、僕自身の揺るがない決意だ。




僕は愛車をとある丘へと走らせた。

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レモン - 読んでて、ハラハラしたり、思わず笑ってしまったり、とにかく楽しいお話でした! おもしろい小説ありがとうございます! これからも頑張ってください! (2019年12月12日 15時) (レス) id: 3deba30f55 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 面白かったです!! 最後「夢の国」でえぇっー、そこはトロピカルランドでしょ!?と思わずツッコミましたww 降谷さん視点好きですわ、強いて言うなら「僕」じゃなく「俺」が良かったです (2019年3月2日 0時) (レス) id: 397416eb50 (このIDを非表示/違反報告)
mリン(プロフ) - ナオさん» ありがとうございます。番外編のリクエストまでいただけるとは!考えてみますね! (2018年7月26日 21時) (レス) id: 0761f3b4ce (このIDを非表示/違反報告)
mリン(プロフ) - きのんさん» 結婚後ですか!考えてみます!ご愛読ありがとうございました。 (2018年7月26日 21時) (レス) id: 0761f3b4ce (このIDを非表示/違反報告)
ナオ(プロフ) - 素敵なお話でした!是非、その後のお話を番外編で読みたいです! (2018年7月26日 20時) (レス) id: be73906264 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リン | 作成日時:2018年6月23日 17時

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