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132話 ページ35

_江戸川コナン_


「……で、どうなの昴さん」



「一言で言えば、驚異だな」



Aがジークンドーを習いはじめて2週間、場所は工藤邸。



手と足がビシッバシッとぶつかり合う音と、気合いの入った声が部屋に響く。



ソファーに座って、俺と昴さんは目の前の戦いを見ていた。



目の前では、大会を終えたため手伝いに来た蘭と、それに相手をしてもらっているAお姉さん。



Aお姉さんはこの2週間で見間違えるほど変化した。



彼女は赤井さん曰くとても飲み込みが早いらしい。FBIに欲しいくらいだと言っていたので、間違いないだろう。



さらに運動神経に長けている。



聞けば小中高とずっとバスケットボールをしていたそうだ。



そしてその能力を使って、Aお姉さんは初心者とは思えないほど成長していた。



「せぃや!!!」



『ふっ!』



蘭が回し蹴りを繰り出したがそれを右腕でガードし、その足を両手で掴むと同時に蘭の軸足を引っかけ身体を浮かせた。



掴んでいる足を床に振り下ろせば、蘭はいとも簡単に床に尻餅をつく。



「くっ!」



そこを狙って右ストレートをAお姉さんが繰り出すが、蘭は間一髪でそれを避け両手で体重を支えるとAさんの腹に両足を合わせて蹴りを食らわせた。



『うぐっ!』



外野から見てると互角に見えるのだが、昴さんは違ったようで。



「はぁああっ!!!」



蘭が肘鉄を続けて繰り出すと、Aさんはその手を払い蘭の隙をついて尖らせた指を蘭の喉すれすれに伸ばした。



「っ!!」



「勝負ありましたね」

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レモン - 読んでて、ハラハラしたり、思わず笑ってしまったり、とにかく楽しいお話でした! おもしろい小説ありがとうございます! これからも頑張ってください! (2019年12月12日 15時) (レス) id: 3deba30f55 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 面白かったです!! 最後「夢の国」でえぇっー、そこはトロピカルランドでしょ!?と思わずツッコミましたww 降谷さん視点好きですわ、強いて言うなら「僕」じゃなく「俺」が良かったです (2019年3月2日 0時) (レス) id: 397416eb50 (このIDを非表示/違反報告)
mリン(プロフ) - ナオさん» ありがとうございます。番外編のリクエストまでいただけるとは!考えてみますね! (2018年7月26日 21時) (レス) id: 0761f3b4ce (このIDを非表示/違反報告)
mリン(プロフ) - きのんさん» 結婚後ですか!考えてみます!ご愛読ありがとうございました。 (2018年7月26日 21時) (レス) id: 0761f3b4ce (このIDを非表示/違反報告)
ナオ(プロフ) - 素敵なお話でした!是非、その後のお話を番外編で読みたいです! (2018年7月26日 20時) (レス) id: be73906264 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リン | 作成日時:2018年6月23日 17時

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