3話 ページ44
でもね、と蘭は続ける。
「私はAも、新一も大切だから………一番は、二人にくっついて欲しいかな!」
今度はコナンが吹き出す番だった。えっ、と二人は驚いて目を見張る。特にコナンは蘭にトロピカルランドで背中を押された分、その告白は彼にとって実に大きな影響を与えていた。
うつむく蘭を夏樹は何とも言えない表情で見つめ、ふとコナンに視線を送る。Aは正直新一をそういう目で見たことがなかった。だけど、ずっと一緒にいたいという気持ちはおそらく誰よりも強いと確信している。
二人でいくつもの事件を解決してきた。
(これが好きって、ことなのだろうか…____)
蘭は「誰にも言わないでね、」と二人に笑って言った。
夏樹はコクンと頷くと、自分の新一に………いや今はコナンに対する気持ちがどういうものなのか悩んだ。
===
「ここよ、私の家」
蘭は毛利探偵事務所まで二人を連れてくると、二階に上がるため階段を登り始めた。夏樹はそんな彼女を下から呼び止めた。
『ら、蘭…!』
蘭は階段の途中で足を止める。コナンも夏樹と同じ事を考えているようで、黙って彼女を見つめていた。只の幼馴染ではない。蘭はAにとって、新一と同じくらい大切な人なのだ。
(やっぱり、蘭には……____
蘭にはちゃんと言わなきゃ………!!!)
『わ、私………実は…!』
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mリン(プロフ) - 宵夜さん» こんにちは、コメントとご指摘ありがとうございます!修正が上手く行ってなかったようです。教えてくださりありがとうございました。また何かありましたらコメント宜しくお願いいたします! (2022年3月20日 16時) (レス) id: 535fdf8baa (このIDを非表示/違反報告)
宵夜(プロフ) - とても面白くて良かったです!少し質問なんですが、ページ14の『(小さくなったあなたの仮名)』って目次ページで設定したものですか?変換されていないようでしたので一応報告と思い…不快であれば消して頂いても構いません。 (2022年3月11日 0時) (レス) @page14 id: 5d45bacd52 (このIDを非表示/違反報告)
mリン(プロフ) - マナさん» 久しぶりにきたのでご返信が遅くなってしまい申し訳ありません。数年前の私が作成した拙い内容ですがそれでも宜しければどうぞ使ってやってください…!わざわざコメントありがとうございます! (2022年2月20日 14時) (レス) id: 535fdf8baa (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 私なりに作品を参考させてもらっていいですか? (2022年1月30日 8時) (レス) @page1 id: 25d45421cb (このIDを非表示/違反報告)
mリン(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます!映画沿いもありますので是非ご覧ください。 (2019年5月22日 7時) (レス) id: 148773b33b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mリン | 作成日時:2017年4月21日 21時