【tnsr】無色の悪魔【男主】 (ページ4)

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第2話ページ4

着いた魔国連邦(テンペスト)と言うところは、最近武装国家ドワルゴンとの
同盟を結び、新しくできた国と聞いている。

その魔国連邦(テンペスト)の王、兼ジュラの大同盟の盟主が

「スライム(リムル・テンペスト)」

らしい。

これは・・・・・原初の黒(ノワール)が目を付けそうな面白いヤツだ。

クスッとハルキの横で笑うと、ハルキは僕の方を向き、

ハルキ「A、何か面白いことでも有ったか？」

と、言って少し首をかしげた。

今更だが俺はハルキに宿っている。

精霊と同じように、ハルキに宿る事でハルキの魔素をコントロールしている。

精霊を宿した者といえばあの爆炎の支配者、井沢静江(シズエ・イザワ)が

そうだったんじゃないか？

まだハルキと会っていなかったころ、一度だけノワールに見せてもらった事があるが、

その井沢静江(シズエ・イザワ)からは火の上位精霊(イフリート)の気配が
微かに感じられた。

きっと井沢静江(シズエ・イザワ)は火の上位精霊(イフリート)をその体に宿す事で暴走する魔素をコントロールしていたのでは無いだろうか。

あ、話が逸れたな。

今は魔国連邦(テンペスト)の話だったな。

魔国連邦(テンペスト)は今は(・・)主にドワーフと魔物が行き交いしている。

その中でも人間は少ししか居ない。

ハルキは俺が考えている間にそこら辺の屋台で肉を買って食べている。

どうやらハルキはこの国が気に入ったらしく、

ハルキ「ふむふむ。接客、治安、路上の警備、商品の鮮度、見た目、美味さ。
　どれを取っても日本にいた頃と引けを取らない！」

と、この国を高く評価している。

前に行ったファルムス王国の時はハルキの機嫌が散々だった。

ー回想ー

ハルキ「っ！？何だこの治安の悪さ！日本はもっと良かった・・・」

ハルキは宿泊した宿から一歩も外へ出なかった。

ーーーー回想終了ーーーー

ファルムス王国に比べりゃ、ハルキの今の機嫌は最高だな。

俺は肉をかじって「うまい！！」と言っている幸せそうなハルキを見てそう言った。

ーー

設定

御白(ミシロ) ハルキ

性別男

一人称「僕」

特技「国の評価・探し物を見つける」

スキル

ユニークスキル「逃走者(ニゲルモノ)」
　
　「追従者(ナゾルモノ)」

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