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水上side
耕作が出ていき、医局はなんともいえない空気に包まれていた。
誰も声を発するわけでもなく、動くわけでもなく…。
すると、難しい顔をしていた恵がため息をついて
白石｢そうよ、ああいう人だった！｣
そう言うと共に、持っていたバインダーを��バンっ！��と机に叩きつけた。
その音に、私と美帆子と藤川の額に冷や汗が流れていくのがわかった。
…恐るべし、スタッフリーダー。
恵を怒らせるようなこと絶対にしない、と心に誓った瞬間だった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
フェローの指導をする恵…白石先生と耕作…藍沢先生のサポート的な立場をお願いされ、私はICUの壁にもたれかかっていた。
白石「現場じゃエコーはないから、頸動脈を目印にするの。やってみて？」
灰谷「はい、えっとこの先は…。」
白石「大丈夫よ、何もないから。」
そう言って優しく灰谷くんを指導する白石先生。
白石先生の方は問題ないだろう、そう思って藍沢先生の方へ目を向けた。
藍沢「何を躊躇してる、肋間の上で思い切って開け。何度もやれば出血が増えるだけだ。」
横峯「…はいっ！」
…藍沢先生、言い方をもうちょっと優しくして欲しいかな。
でも、藍沢先生のやり方はできた時に1番自信が持てるようになるんだよね。
呑気にそう思っていると、
藍沢「早くしろ。」
と、横峯さんを急かす藍沢先生。
横峯さん、大丈夫かな。
さすがに見かねたのか白石先生が藍沢先生の方を向いた。
白石「ちょっと、」
白石先生がそう言った瞬間、横峯さんが��あっ…。��と小さく声をあげた。
…横峯さん、そこは。
藍沢「はぁ…お見事、皮下組織に命中だ。」
横峯「…すいません、できません。」
藍沢「現場でもそうやって匙を投げるのか？
ドクターヘリでは医者はお前1人だ、隣にいちいち教えてくれる指導医はいない。
しかも現場の患者はたいてい状態が悪い。お前が失敗すれば患者は死ぬし、何もやらなくても死ぬ。｣
横峯さんには申し訳ないが、藍沢先生の言う通りだ。
それが実際の現場。
現場はそれに加えて時間勝負になることが多い。
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雫(プロフ) - 楽しみに待ってます (2022年10月15日 15時) (
レス) @page9 id: 52d5f2e226 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2019年8月19日 14時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
Mercury - すごくおもしろいです！！これからも楽しみにしています！更新がんばってください！ (2018年8月16日 20時) (レス) id: eb67995e41 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！このストーリーはこれで終わりなのでしょうか？ (2018年7月13日 17時) (レス) id: 6124a9987a (このIDを非表示/違反報告)
あや - 自分のペースでいいので更新お願いします！応援してます！ (2017年10月19日 18時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
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