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VALENTINE-2- ページ8

em視点

お茶会中。tntnさんに粛清されますよと言うと彼女との時間は大切にしたいだろうというこうとで毎日お茶会をしている。
そんな些細な、何も変わらないある日のお茶会中、
gr「お前は俺のgiftだよな。」
「急に何言い出すんですか。」
頭壊れましたか？突然何を言い出すのやら…
gr「いや、俺にとってお前はgiftや。」
「…でもそれはどっちの“gift”ですか？」
gr「ハハッもちろん…」

gr「両方や。」
「へぇ。」
gr「お前は俺に初めてこんな感情を持たせた。前だったら戦争のためにお前を横に置いておきたいと思っていたが今はお前のためなら戦争を起こせるくらいには俺にこの感情をつくらせた。そして戦争を引き起こすくらい俺を蝕んだ。」
「そうなんですね。」
gr「お前は俺にとって最高の“贈り物”で最恐の“毒”だ。」
「グルッペンさんこそ私にとっての“gift”じゃなくて？」
そう私が言うとグルッペンさんは
gr「そうとも言うかもしれないな。」
と言い、紅茶を一口飲んだ。

gr「ん、このチョコうまいな。ほれエーミール食べてみろ。」
「本当ですか。」
gr「早く早く。」
「そんなに慌てなくてもチョコは逃げませんよ。」

グルッペンさんあなたにとって私は最高の贈り物で最恐の毒なのですね？ならば
「わがまま言っていいですか？」
gr「？急にどうしたんだ？」
「ぇ、声に出てましたか？」
gr「ああ、ガッツリ」
「…まじか。」
gr「それでわがままとはなんだ。エーミールのわがままだったらなんだって叶えるぞ。」

「なら、それなら、もう少しだけあなたの隣にいていいですか？あなたの隣で彼女だと胸張っていいですか？」

そう言うと彼は拍子抜けしたというような顔を向けてきて、
gr「そんなことか。全然構わないさ。一生手放すつもりは毛頭ない。」
gr「お前は俺にお前なしじゃ生きられない毒をかけたからな。その償いはしてもらうぞ。」
「そんなことで償えるならあなたの一生そばにいますよ。」

「ほんま、あなたには勝てへぇんわ…」
そう言うと彼は不敵な笑みをこぼしたのだった。