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いつの日かお前がくれたように俺も誰かの心臓に、生きる理由になれたならいいな。
「なんてな。」
お前がいたら笑われていたんだろう。あの時は大嫌いだったその声も言葉も今じゃものすごく愛おしい。
まあ俺でもなに言ってんだって感じだけど。
「俺はお前に煽られない人生を送るよwそしてお前が成し遂げれなかったことを俺が成し遂げて見せるよ。一緒に目指していた、たまアリでゲーム実況ライブをすることも。絶対にだ。」
だから、しばらく俺の自由にさせてもらうよ。
「今でも俺はお前のことが大嫌いで大好きだ。でもこれからはそうじゃなくなるかもしれない。その時は…許せよ。」
空に向かってそう告げる。あいつは多分聞いてないだろう。聞く耳を持たないやつだったからな。それは一番近くて遠くにいた俺が一番分かっている。けどそれでいい。あいつが、聞いてなくったっていい。
気がつけば家に戻ってきていた。
「お前がいなくなって俺の世界は変わった。全てのものが。メンバーも。けど、お前だけはあの頃の姿のまま俺の中にいる。
…なあ、今でも愛してる。」
そう言って写真の前で俺は愛しい人の名前を小さくこぼした。
「山田。」
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えー一回目は曲パロでした。「誰かの心臓になれたなら」です!知ってますかね?ユリイカノンさんの曲で、めちゃくちゃいい曲です。聞ける方はぜひ聴いてみてください!
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作者名:1020love(運動部の神龍) | 作成日時:2024年1月19日 22時