【ONEPIECE】青い瞳に溺れて2 (ページ10)

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一触即発。そして… ページ10

ん？なんで後で行くなんて言ったんだ？
まさかねぇ

「マルコお兄ちゃん、あのおっさん私たちに気づいたかもよ」

ﾏ「……ルビー、気をつけろよい」

「マルコお兄ちゃんこそ」

?「……そこの建物に隠れてる、お二人さん。出てきたらどうですかい」

おっさんにバレてたみたい
まぁもう隠れる必要ないから出ていくけども

?「…お前さんは懸賞金1億ベリーの少女。こりゃあ、たまげた。それに白ひげ海賊団の不死鳥までいるとは………」

おっさんは喋りながら、片手に炎を出し始めた

ﾏ「海軍三大将の一人、サカズキ…」

サカズキ？このおっさんが？
……ってことは確かマグマグの実の能力者だったよね

ﾏ「……」

ここで戦うことになったらめん…ごほごほ。
身を引いた方がいいよね

「赤犬さん、海軍として取り締まろうとするのはいいんですけど、見逃してくれません？」

ｻ「それは何故だ？」

「だって私たち何もしてないじゃないですか。たまたま鉢合わせただけだし」

ｻ「………」

ﾏ「ル」

私の名前を呼びかけたマルコお兄ちゃんに喋らないでと視線を向ける

ｻ「…少女の言う通り、ここは一旦身を引きましょう。次は見逃したりしやせんからね」

「それじゃ、失礼！」

どうにか切り抜け、私とマルコお兄ちゃんは拠点へと帰った

ｻ「……先程の少女が覇気を使えるとは…

厄介なことになりそうだ」

……
…

ルシファーside

?「待ちくたびれたぜ」

「急に呼び出したのは其方だろう」

?「相変わらず冷てえなぁ。まさかAちゃんにもそんな態度をとってるのか？」

「……何を言う。我の主に冷たい態度をとるわけがないだろう。貴様だけだ」

?「お前の封印を解いたのは俺だぜ？もうちょっと感謝くらいしろよ。

まぁいい。お前を呼び出したのはAちゃんについてのことだ」

「主がどうかしたのか」

?「Aちゃんが覇気を使えることは知っているよな？」

「当たり前だ。主が以前、貴様に特典としてつけてくれたと言っていたからな。

それに主は覇気を自由に操っているぞ」

?「はぁ？！」

「我と修行をしたんだ。操れるようになってもらわないと困る」

?「ルシファー、てめぇなんてことを…」

「何がだ？」

?「Aちゃんはクラリネス・D族の生き残りとして転生させてんだ。…ここまで言えば分かるな？」

「………」

?「ルシファー。Aちゃんが暴走しそうになったらこれで止めてくれ」

「これは…」

?「頼んだぞ」

「……」