【ONEPIECE】青い瞳に溺れて2 (ページ33)

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独占欲…？ページ33

「失礼します」

ﾄﾞ「サボが来たということはAは帰ったか」

「はい」

ﾄﾞ「Aから聞いたが、全部思い出したそうだな」

「えぇ、思い出しました。俺にはA以外にも兄弟がいることを」

ﾄﾞ「思い出せて良かったな」

「そうですね」

ﾄﾞ「……それにしては浮かない顔だな」

「……ドラゴンさん、兄妹のことを好きになるのはおかしいことでしょうか？」

ﾄﾞ「………」

「血が繋がってないからと、そう思っても兄として接しなければってなるんです」

ﾄﾞ「……」

「でもAを他の野郎に取られると思うと嫌になって」

ﾄﾞ「告白はしたのか？」

「え、いやそれは…」

ﾄﾞ「告白をしていないのならば、前途多難だろう」

「……告白をしようとしてもAに止められるので難しい話ですよ」

ﾄﾞ「…何か理由があって止めているのかもしれないな」

「理由……」

ﾄﾞ「今度会う機会があれば、聞いてみるといい」

「えっ」

ﾄﾞ「そう簡単に答えてはくれないと思うがな」

「………」

まぁそうだよな。Aは簡単に言ってくれない
兄妹として過ごした期間は短い。今は俺のことをお兄ちゃんと呼んでくれる

ん…？お兄ちゃん？
エースのことは呼び捨てだったよな？
たまにお兄ちゃんと呼んでいたが、俺のことはお兄ちゃん呼びだった…

ﾄﾞ「……(嬉しくなったり落ち込んだり忙しい奴だ)サボ、話は変わるがお前に任務を任せたい」

「…！」

ﾄﾞ「海軍の様子を見て来い。そこに政府も姿を現すはずだ」

「分かりました」

ﾄﾞ「頼んだぞ」