【ONEPIECE】青い瞳に溺れて2 (ページ28)

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金髪野郎の正体ページ28

ーサボの部屋ー

貴「……コアラちゃん、サボを見ててくれる？私はエースと話してくるから」

ｺ「うん、分かった」

Aと部屋を出る

貴「……エース、混乱してるよね？」

「…あぁ。現実かどうか分からない状態だ」

貴「現実だよ。…だって、私が助けたんだから」

「どういう意味だ？」

貴「そのままの意味だよ。9年前に私がサボを助けたの」

「ちょっと待て……

お前は爆発に巻き込まれて、ルシファーに助けてもらったんじゃ？」

貴「巻き込まれたよ。でもルシファーは爆発するって教えてくれただけ。

私が無傷だったのはウミウミの実の能力のおかげ」

「ウミウミの実？なんだそれ」

貴「悪魔の実の一種だよ。…ある一族だけしか使えないけど」

「お前がその一族ってことなのか……？」

貴「私自身、分からない」

「分からないって何でだよ」

貴「私は………っ…」

Aは言葉に詰まった

何を隠してるっていうんだ。兄であるオレに言えないことなのかよ

貴「…ごめん。まだ言えないや」

「いつか話してくれるのか？」

貴「……うん。いつか必ず話すよ。今はサボの意識が戻ることを優先しないと」

「そう、だな……」

貴「きっと、また何かがきっかけでサボは気を失ったんだと思うの。エース、何か言った？」

「…オレはただ、お前のことを言っただけだ。それと9年前のことを」

貴「……多分、それかも。本人に教えてくれって言われて私も言ったから」

「………」

Aもサボに言っていたのか

貴「私のことは思い出したみたいだけど、エースやルフィのことは思い出してなかったみたい。だからエースの話を聞いて、思い出す可能性が高い」

「じゃあ、オレやルフィのとこを思い出すってことか？」

貴「多分」

マジかよ……
生きてることにも驚いたが記憶喪失だったんだな

でも目が覚めたら思い出してるかもしれないんだよな

「…部屋に戻るか」

貴「うん」