【ONEPIECE】青い瞳に溺れて2 (ページ23)

今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:6,173 hit

カフェにてページ23

Aside

コアラちゃんと街へ出かけた
買い物はただの口実だ

ｺ「あとでサボ君に怒られるかな…」

「大丈夫だよ。コアラちゃん、ありがとう」

ｺ「え？」

「気まずい雰囲気の中から連れ出して暮れて」

ｺ「Aちゃん……」

「サボと一緒に街に出かけるなんて、無理だったから」

ｺ「それはなんで？」

「…………」

理由を話せないでいると

ｺ「カフェにでも入って雑談しながら、話聞かせてもらおうかな！」

「うん……」

ーカフェー

ｺ「で？なんでAちゃんはサボ君と一緒は無理なの？」

「……だって、あのイケメンの隣に並んで街を歩けると思う？(T^T)」

ｺ「あー……(察し)」

「顔面偏差値高い上に、高身長なんだよ？世の女性の目に止まるに決まってんじゃん！……コアラちゃん、サボってモテるよね？」

ｺ「そう、だね…そういえば今までに何回か女の人からのお誘い受けてたなぁ」

「Σ(゜д゜)！！」

ほらやっぱり！モテるんじゃん！
だから嫌なんだよ。

ｺ「でもサボ君、断ってたような……」

「え。来る者拒まずじゃないの？」

ｺ「Aちゃんのことを思い出してからは、好きな人がいるからって」

「……そう、だったんだ」

記憶を取り戻してからは断ってるんだ
……ん？取り戻してからは？

「てことは、それ以前はお誘い受けてたってこと？」

ｺ「そうだよ」

「………」

女たらしめ。
来る者拒まずだったのか

「……サボ、私のことは思い出してるのに兄弟のことは思い出してないんだ」

ｺ「え？Aちゃん以外にも兄弟いるの？」

「うん。サボと同い年のエースに私の2つ年下のルフィの2人。血は繋がってないけど」

ｺ「そうだったんだ。じゃあサボ君はその2人のことをまだ思い出してないんだね」

「思い出してたら、名前が出てくると思うし私と同じように過保護になると思う」

ｺ「ね、2人の兄弟について教えて！」

「いいよ！エースはね、上半身裸なんだけど優しくて単純で礼儀正しいんだ〜」

ｺ「ちょっとdisってない？」

「ルフィは………」

ｺ「Aちゃん？」

「ルフィ、元気にしてるかな…」

ｺ「会ってないの？」

「……うん。9年会ってない」

ｺ「そんなに……」

「サボを助けたあの日から、ルフィにだけ会えてなくて…。会いに行けばいいんだろうけど、私のこと忘れてるかもしれないって思ったら怖いんだ……」

ｺ「……」