【ONEPIECE】青い瞳に溺れて2 (ページ3)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:6,171 hit

夢の中ページ3

サボside

これは夢を見ているのか…？
夢にしては珍しく顔がはっきりと見えた

野原で幼い俺と他3人の子どもが将来の夢について語っていた

?「おれは、海賊王になることだ！！」

麦わら帽子を被った男の子が自信げに言う

?「エースは？」

エース…？
そう呼ばれた男の子は麦わら帽子の男の子と同じことを言う

?「オレはルフィより先に海賊王になってやることだ！」

?「いぃや！！先になるのはおれだ！！」

?「オレとやり合うっていうのか、ルフィ？！」

ルフィ？
聞き覚えのある名前だな…

?「当たり前だ！！」

?「2人は置いといて……サボは？」

幼い俺は女の子に聞かれると

「俺か？そうだな………

俺も海賊王になることが夢だ」

?「そっかー。それぞれ夢があっていいね」

?「Aには夢、ないのか？」

A……
女の子の名前だよな？

「ないね」

?「じゃあ、おれの船に乗ってくれよ！！」

二人「「？！」」

?「あー、それありかも！」

「Aは俺の船に乗るんだよな？！」

?「いやいや！オレの船だよな？！」

?「急に焦ってどしたの、お兄ちゃんズ」

?「二人とも何言ってんだ！おれの船にAが乗るんだ！！」

?「そうとは言ってな…」

「A、これを受け取って欲しい」

いつも夢でみる場面だ

?「なに？」

そう言って幼い俺が渡したのはピンキーリングだった

「迎えに行くその日まで身につけてくれないか？」

?「えっ……と…、わかっ、た」

「サンキュ」

幼い俺は、Aと呼ばれた女の子に照れながら頭を撫でていた

和やかな雰囲気から一転、船が爆発する場面へと切り替わる

俺の目の前で、Aは爆発に巻き込まれた

『Aー！！』

……A、どうして俺なんかを助けに来たんだ！助けに来なければお前は、死ななかったのに！