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ドラゴンさんと再会 ページ50
そして、今に至る。
ｻ「…失礼します。少女を連れてきました」
ﾄﾞ「サボとコアラは下がれ」
ｻ「分かりました」
「配慮してくださり、ありがとうございます」
ﾄﾞ「いやいい。それよりも何用だ？」
私はフードを外した
「お久しぶりですね、ドラゴンさん」
ﾄﾞ「…！まさかあの時の少女か！？」
「そうです。あの時は名乗らなくてすみませんでした。改めましてAと申します」
ﾄﾞ「Aか…こうして会いに来たのはサボに会いに来たのか？」
「……そうですね」
ﾄﾞ「どうした？」
「…サボはやっぱり記憶喪失になってましたか？」
ﾄﾞ「あぁ。自分の名前と海で死んだこと以外覚えていないらしい」
「そう、ですか……」
ﾄﾞ「A、サボは青い瞳の女の子と言ったら知っているような顔をしていたぞ」
「えっ」
ﾄﾞ「だが、どうしても思い出せないらしい」
「………」
ﾄﾞ「サボと少し話をしたらどうだ？」
「それは……したいのは山々ですけど無理に思い出させるのも良くないかなって思ってまして」
ﾄﾞ「……Aはサボに自分のことを思い出して欲しくないのか？」
「そんなこと！」
ﾄﾞ「なら、話せばいい」
「…！」
ﾄﾞ「サボを呼んでくる。何かあった時のために俺は残るが許してくれ」
「いえ…ありがとう、ございます」
……
…
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作者名：さえ | 作成日時：2020年5月11日 13時
