拾い物6つ目 ページ7
『はぁ…』
小さくため息を吐いた。
あのあと俺は書記長様の試験も受けると
言ったら何故か総統室へと通された。
恐らく会談と資料やら本やらのことかな、
なんて思いながら出された珈琲に角砂糖を
３つとぼとぼと入れてはスプーンでかき混ぜる。
目の前にいる総統様は大量の砂糖を入れては
じゃりじゃりとあってはならない音をならしていた。
総統様の隣にいる書記長様を見る。彼は当たり前の
ように気にせず資料に目を通していた。
止めなくていいのか…
「さて、シロ。お前には幾つか質問をさせてもらう」
『ぁ、えぇ、わかりました…』
いきなり話しかけられた。
戸惑いながらそう返せば相手は笑みを浮かべ
質問、否、愚問を始めた。何故だ。
「お前は何故この軍に入隊したい」
『理由です、よね…』
「嗚呼、理由だ。」
『理由は特にありませんが、
強いて言うなら友達が受けるから、ですかね。』
なんて言えば少しくすりと笑いながら次だと
質問を設けてきた。その間にも書記長様は
何やら書き込んでいってるようだった。
恐らく俺の情報だろう。正直興味はない。
「次だ、お前はどの隊に入りたい」
『どの…、特に希望は御座いませんね』
「…そうか、」
隊希望は特に無いのは確かだ。
俺自身入りたい訳ではない。受かるのも
一握りとあったし、受からないと思っている。
とゆうか受からない方が嬉しい。
「これで最後だ、お前は¨何¨がしたい。」
質問の意味がわからない。
何がしたいとな、なにもしたくないに決まっている。
生まれつき、俺は面倒なことは嫌いなんだ。
『¨なにもしたくない¨、とでも言っておきましょう』
「…嗚呼、そうか。もう大丈夫だ」
『そうですか』
相手は少し間を開けて言った。
俺は特に気にせず珈琲をすする。
底の方に砂糖が固まり、酷く甘く感じた。
『…俺からも、質問宜しいですか？』
出来る限りの笑みを浮かべて相手に問う。
相手は一瞬眉を潜めては笑みを浮かべて頷いた。
『貴方は何を拾って捨てたいですか？』
ラッキーカラー
あずきいろ
メンバー
ひょーさん
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たまごかけごはん - 出すのいつぐらいになりますか？ (2020年12月5日 18時) (
レス) id: 21817960a8 (このIDを非表示/違反報告)
夏水仙 - 更新してなくてすみません(小声)結果的には神が一番だったので医療班に入れましょう。絡んでほしいひととかあればコメントしてくださいね。今週と来週の頭はテストのでこれませんので終わったら更新再開します。長らくお待たせしますがお待ちください。 (2017年9月4日 6時) (レス) id: 9bd6848ce5 (このIDを非表示/違反報告)
ケロッチャ - 「しんぺい神で」(襲われロォ) (2017年8月31日 15時) (レス) id: a7bd323f7d (このIDを非表示/違反報告)
しんぺい好き - 期限過ぎてたらすみません… (2017年8月31日 15時) (レス) id: a7bd323f7d (このIDを非表示/違反報告)
(TwT) - しんぺい(ボソッ (2017年8月31日 15時) (レス) id: a7bd323f7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏水仙 | 作成日時：2017年5月5日 16時
