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拾い物5つ目 ページ6

二人に連れて来られたのは、

ゾム様のいる試験場では無くて薄暗いカメラが

幾つもある部屋だった。中にはロボロ様と

思われる背の低いヘッドホンをつけている人がいた。

まぁ、それを見てはすぐに察せることはできて、

恐らく此処が幹部様達が試験の様子を眺める場所だろう。

わらわらと幹部様達が入ってくる。これは、

確実にめんどくさいことになった…



『…トントン様、オスマン様、此処は…?』

「ん?此処は試験を見る部屋やで」



当たり前のようにそう答える書記長様。

オスマン様なんて俺をニコニコ笑って見つめてるだけ。

とりあえず、幹部様達が此方を見てます。

それをやめさせてほしい。切実に!!!



「なぁ!!アンタ誰や?」

『ぁ、えっと…、シロと申します』

「シロかぁ!!何でこんなとこに居るん?」

「そや、俺も気になる!!」



犬達()が俺に向けて言葉を吐いている。正直言おう、

煩い、とても煩いのだ。耳がキーンとする。

それに俺だって何で連れて来られたか知らない…

俺が書記長様を見れば皆様に近付いて事情を

俺に聞こえない声で言っていた。



「とゆうことや、わかったか?」

「何かすげぇことなってんな!!!」

「まんちゃん、大丈夫だった…?」

「ん?大丈夫めう〜」



話の内容から俺のことを観光客と思ってるらしい、

しかも俺のが被害者だよね…、睡眠薬使われたし…

なんて考えてるうちにもゾム様の試験が始まった。

内容は鬼ごっこだった。鬼ごっこか、迷うやろ…

なんて思っててはどうやら1部屋だけを

使う鬼ごっこらしい。これはもう無理ゲーじゃ…

なんて思っていては総統様に話しかけられた。



「なぁ、お前名前は何だ?」

『ぁ.う、シロです、けど…』

「シロ…、お前は何故城の中を?」

『試験時間まで時間があったので、資料室に行こうかと…』

「資料室…?トントン達のいた部屋の正反対だゾ?」

『え、?』



全く持って正反対の方に進んでたのか…

そりゃあ、つかないわけだ…



「まぁ、それはいいだろう。

シロ、何故資料室に行こうとした」

『何故って、…本を読む為ですけど…』



俺がそう言えばさらに驚いた顔をした。

どうやら資料室には本ではなく他国や自国の

資料があるだけとのことだった。

何だ、とんだ無駄足だったじゃないか。

どうやらゾム様の試験はもう終わったらしい。




…試験受けれなかった…

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ラッキーカラー

あずきいろ

メンバー

ひょーさん


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たまごかけごはん - 出すのいつぐらいになりますか? (2020年12月5日 18時) (レス) id: 21817960a8 (このIDを非表示/違反報告)
夏水仙 - 更新してなくてすみません(小声)結果的には神が一番だったので医療班に入れましょう。絡んでほしいひととかあればコメントしてくださいね。今週と来週の頭はテストのでこれませんので終わったら更新再開します。長らくお待たせしますがお待ちください。 (2017年9月4日 6時) (レス) id: 9bd6848ce5 (このIDを非表示/違反報告)
ケロッチャ - 「しんぺい神で」(襲われロォ) (2017年8月31日 15時) (レス) id: a7bd323f7d (このIDを非表示/違反報告)
しんぺい好き - 期限過ぎてたらすみません… (2017年8月31日 15時) (レス) id: a7bd323f7d (このIDを非表示/違反報告)
(TwT) - しんぺい(ボソッ (2017年8月31日 15時) (レス) id: a7bd323f7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏水仙 | 作成日時:2017年5月5日 16時

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