= 軽音楽部 ページ10
田中 side
軽音楽部顧問田中樹です｡
普段は1年部で数学教師してます｡
軽音楽部の顧問は3人｡
2年部の伊野尾先生と3年部の岡田先生｡
まぁ岡田は同期なんで普通に話すんすけど｡
俺は楽器出来ないんでラップをやってます｡
伊野尾先生はギター､んでAはキーボードとドラムとベース｡
いや､Aはねラップも出来んだよ｡
多分できないことないよA｡
岡田「嶺亜〜､ベースできた？」
れいあ「んー､まぁ出来たと思います！」
岡田「んじゃやってみて」
れいあ「んーと､最初がこうで…」
嶺亜のベースはいつ見てもすごい｡
新しい課題曲与えてもすぐ出来ちゃう｡
岡田「すげーわ､ちょっと一緒にやっていい？」
れいあ「え！？いいの！？やろ！」
って言って2人でベース弾き始めました｡神です｡
伊野尾「矢花ー､ギターどう？」
やばな「ちょっとここがあれなんですけど…」
伊野尾「あぁ､ちょっとやって見るから見てて」
あぁ､今日俺死ぬかもしれない｡
伊野尾先生とAが弾いてるのが聞けるなんて｡
部活が終わって､みんなが帰ってから俺は聞いた｡
田中「なんで2人ともそんなに出来るんすか…？」
岡田「んー､私はよく弾ける曲とかでやってたらできるようになったらかな｡ちなみにギターも弾けるよ」
伊野尾「俺も｡練習したらできるようになったよ笑」
田中「やっぱ練習なのか…」
岡田「まぁ樹もラップ出来るし充分かっこいいとこあるから大丈夫だよ笑」
伊野尾「これ以上かっこよくなられても困るし笑」
田中「…ありがと2人とも｡」
2人の優しさに触れて､すげー嬉しかった｡
3人で各学年の棟に帰るまで一緒に歩いた｡
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作者名：去夜-サリヤ- | 作成日時：2020年5月27日 2時
