= 3年部の職員室 ページ4
Your side
こんにちは､岡田です｡よろたの｡
私が勤めている謝仁珠学園は､
エスカレーター式で､小中高大まであるんだって｡
私は高等部の3-C副担任してる｡
ほら､そんなこんなでもう目の前だよ｡
岡田「おはよー」
岩本「あ､3番目だよ〜､おはよ」
岡田「だってふっかと貴方でトップツーじゃん」
岩本「まぁね〜､あ､A低血圧出てますね」
岡田「そー？そんな顔色悪い？」
私ね､低血圧なもんで｡
早めに起きないとちょっとキツいんですよね｡
岩本「んー､ふっかも寝てるしAも寝ていーよ」
席に座るとすぐにそう言われた｡
岡田「いいのー？ありがとね､おやすみ〜」
机に突っ伏して寝る状態になる｡
実はあんまり寝れなかったんだよね｡
照くん分かってんなぁ…｡
数十分ぐらいしてパシャッという音で目が覚めた｡
目の前には携帯を構えた高身長イケメン…
目黒「やった､寝顔ゲット」
岡田「なんだよこのノッポが」
目黒「羨ましいって素直に言えって」
岡田「てかお前の席こっちじゃん」
目黒「ちゃんと言ったもん､阿部くん借りるよって」
岡田「君の頭の中はファンタジーか」
このテクノカットノッポは3-C担任の目黒｡
まぁ彼ね､私の一個下なんだけどね｡
翔太「おはよ…」
涼太「ごきげんよう」
この二人は幼馴染の二人｡
眠そうなのが翔太くん､貴族っぽいのが涼太くん｡
岡田「翔太くん､いつも以上に眠そうだね」
翔太「んー…昨日1時に寝たからね」
目黒「マジかよ､まぁ俺も1時なんだけどさ」
岡田「てかまたシナモン増えた？」
翔太「そう！一体だけポムポムいるから探してみ！」
彼は以前｢シナモンに似てる｣と言われてから
シナモン集めにハマってしまった｡
家にはこの何十倍もあるらしいよ｡
岩本「ねぇ､佐久間きた？」
目黒「来てないっすよ」
岡田「やばいやん､会議まであと10分」
まずふっかさんも起きてないし､
とりあえず起こすことから始めた方がいいような…
岡田「ふっかさーん､起きて〜」
深澤「んー…」
岡田「辛いよね〜､辛いけど頑張るよ〜」
深澤「ん…おはよ…」
阿部「今日はAが起こしたんだ｡」
向井「Aさんもさっきまで辛そうやったなぁ…」
岡田「ん､康二ありがとね」
阿部ちゃんは多分一番この中で頭がいい｡
康二は唯一の関西出身｡いつもテンション高い｡
その後佐久間くんが遅刻してきて､
会議のあと説教されたのはまた別の話｡
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作者名：去夜-サリヤ- | 作成日時：2020年5月27日 2時
