SnowManのおなご！！つー！ (ページ31)

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金スマページ31

━視聴者の皆さんは､紅弐条Aという人物を知っているだろうか｡

彼女はジャニーズ唯一の女性であり､

先日デビューしたSnowMan､そしてSixTONESのメンバーである｡

しかし明るいデビューの裏､彼女は苦しみと辛さ､そして悲しみを沢山経験している｡

今光り輝く彼女のここまでの人生を振り返る｡

1995年 6月15日｡千葉の病院で彼女は生まれた｡

双子の兄､後のSixTONES田中樹と共に育っていく｡

と思われていたが､二人を産んですぐに母親が息を引き取った｡

｢まぁ元から体が弱かったらしくて｡2人も産んだらなかなか体力も持ちませんから｣

それからすぐに双子の兄は父親の兄弟に引き取られ､

3つ上の兄､父､そして紅弐条の3人で北海道に引越して暮らすこととなった｡

その時父親は､長年務めた会社を辞め､

いくつもの仕事を掛け持って生活していたという｡

そのせいか､一度精神的に追い詰められ倒れてしまい､

軽い精神病と診断されたのだった｡

幼少ながらも兄などと共に父を支えて､

時には家事も行っていたという｡

その生活が一変したのは彼女が小学四年生の頃｡

-今からこの人がお母さんだよ-

父の再婚が決まった｡

そこまでは理解出来た彼女だったが､二言目で耳を疑う発言があった｡

-妹が弟ができるんだ｡楽しみだな-

再婚した義理の母はなんと新しい命を授かっていたのだった｡

当時小学四年生の紅弐条には理解出来ず､

耐えられなくなって家を飛び出したという｡

｢とにかく理解できなかったです｡なんで？って｡いきなり来た人が母親で､それに妹か弟ができる｡意味が分からないって泣いて飛び出しました｡｣

そして同じ時期に発覚するのが､父親のガンである｡

すい臓がんであり､精神病も持っている父は､

もう既に限界が近かったのかもしれない｡

｢それからすぐに引っ越したんですよ｡その義母の関係で｡ドラマとかのスタッフだから都会に住みたいとか言って東京に引っ越しました｡今考えたら凄く不思議な理由だなって思いますけど｡｣

小学四年生の秋､彼女にこの仕事を始めるきっかけとなる仕事が来た｡

-Aちゃん､ドラマ出てみない？-

義母から渡された紙に勝手に書かれた自分の名前｡

それが､彼女の初出演である｢野ブタ｡をプロデュース｣
である｡

役柄は草野彰の妹役､草野美樹役だった｡

セリフはそう多くなかったものの､あの子は誰だと世間で話題になったのだった｡