ねぇ、誰か私を見て。5 (ページ7)

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第184話ページ7

ラギー「あの時のジャミルくんの顔は忘れないッスよ」

ラギーは恨めしそうにジャミルを見る

ジャミル「何のことやら」

ジャミルはとぼける

エース「じゃあ、レオナ先輩とラギー先輩が唯一触らせる人って……」

ユウ「……A先輩のことだったですね」

レオナ「あぁ、そうだ」

「これで、分かっただろ？お前とAは違うんだ」

レオナ先輩は、はっきりと言った

ユウ「うっ」

樹弥「まぁ、良かったじゃないですか」

今まで黙って話を聞いていた樹弥が口を開いた

樹弥「こうして貴方が、誰のどんな存在になっていたか、味方なのか味方じゃないのかが分かって良かったでしょう？」

樹弥は笑顔で監督生に言った

樹弥「まぁ、どちらにせよお前達は俺の敵だけどな」

『でも、樹弥……』

樹弥「なんでしょう、A」

『薬、1つしかないんだよね？』

私は樹弥に聞いた

樹弥「はい」

『どうするの？』

そう、結局問題はそこなのよ

誰かさんのせいで、薬が1つになってまったわけだし

私は不安になった

樹弥「大丈夫ですよ、A」

樹弥は言った

『？』

私は不思議に思った

樹弥は何故、こうも落ち着いていられるのだろうか

すると樹弥はニコリと怪しげに微笑んだ

この顔……

嫌な予感がする