ねぇ、誰か私を見て。5

第211話 ページ34

私を抱きしめたのは、影明だった

雲英「あら、影明」

『どうしてここに？』

影明「んー？雲英様に報告しようと思ったら、なんか聞き覚えのある声がするなーと思って」

来ちゃった

と影明は、ウインクしながら言ってきた

いや、お前は女子か

『そうなんだ』

『あと、ただいま』

影明「うん！」

樹弥「ちょっと！」

すると、樹弥が私と影明を引き離そうとした

樹弥「離れてください！」

夜月「何やってんだよ、兄さん！」

それに夜月も参加してきた

影明「なんだよ、2人共
そんなに俺とAの邪魔したいの？」

影明は、2人に言った

樹弥「当たり前だろ、相手になってやるわ」

樹弥は、銃を手にとろうとした

夜月「ちょっと2人共！そんなことしてる場合じゃないでしょ！」

夜月が言った

樹弥･影明「「は？」」

2人は、夜月を睨む

夜月『Aさんが苦しそう！』

よく言った、夜月！

そう、今の私

影明と樹弥に挟まれている

そのお陰で潰れそうになってるわけで……

『苦しい……』

雲英「あらまぁ」

雲英様は、微笑ましそうに見ている

樹弥「Aすみません！」

影明「悪いA！」

2人は、謝ってくれた

『いいんだよ、でも私を挟んでするのはやめて』

私は彼らに言った

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