ぶりっ子と悪女とモブのヒロインがいる部活とかカオスでしかないから。【ハイキュー】

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「ナイスキー！！｣

「ブロックブロック！！｣

「ワンタッチ！！！｣





シューズの擦れる音と、ボールの跳ねる音、掛け声が体育館の中に響き渡る。













遥人と私は今ミニゲームに参加させてもらっていた。






4対4のミニゲーム






私達のチームにはベンチの選手が。

相手のチームにはスタメンが揃っていた。











｢若利！！｣


ﾊﾞｺﾞｫﾝ



｢くっ｣







遥人のブロックをものともせず打ち破る強いボール。
















そのボールを打ったのは1年生にして期待のエース、ユース候補にも選ばれている牛島若利だった。







｢ばかもん！！もっと指先に力込めろ！！｣


｢うす！！｣







遥人が監督に怒鳴られる。





まぁ遥人普段WSだしブロックの技術はそこそこしかないんだよね







てかあの監督噂通りの鬼監督じゃん . . .







大体中学生の私たちとベンチをスタメンと試合させるとこから鬼畜なんだよな














｢ナイッサー！｣








2年のスタメンの人のサーブが私のところに飛んでくる。













この人は守備に特化してるからサーブが弱いな








ﾄｯ



｢誰か頼みます！｣










サーブを綺麗にレシーブすると控えセッターの瀬見さんがボールの下へ入る。








｢瀬見さん！｣


｢小澤！｣







瀬見さんの手から放たれたボールに向かって遥人が高く飛び素早く手を下へ振り下ろす






強烈なスパイク。




しかしボールは真っ直ぐリベロの方へ









｢スマン！！｣



流石強豪のリベロなかなか威力のある取りづらいボールだったが乱したもののしっかりあげている。












｢若利！｣




牛島さんへのトスも乱れる。



しかしそれをきっちり打とうとする牛島さん。



















今だ







｢遥人！！｣


｢A！！｣








2人で牛島さんの前に来てしっかりと踏み込み高く腕を上げて飛ぶ











ﾊﾞﾁﾝｯ



















私の左手と遥人の右手に跳ね返されたボールは相手のコートに落ちた。






ﾊﾞﾁｯ








私と牛島さんの目が合う。



















面白い






声には出さないが牛島さんがそう言っていたのがわかった。

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