【呪術廻戦】もう一度その声で名前を呼んで。2

続々 ページ4

「そんな穢らわしい人外が隣で不躾に"呪術師"を名乗って虫唾が走っていたのよね？」


そんなこと、聞きたくない。

真衣ちゃんの口から、聞きたくない。


「死んでせいせいしたんじゃない？」

『真衣ちゃん、やめて。』


濁った声が口から飛び出た。


「…あの人、誰？」


茶髪の女の子がそう言ったが、誰も返答することはなかった。

代わりにとでも言うように、東堂くんが口を開く。







「伏黒…とか言ったか。どんな女がタイプだ？

返答次第では今ココで半殺しにして乙骨…最低でも三年は交流会に引っ張り出す…

因みに俺は身長(タッパ)と尻(ケツ)がデカイ女がタイプです」








でた、東堂くんの悪い癖。

でも、悪いけど恵くんのこと半殺しなんかにしたら許さない…とは口にしないけど。


「なんで初対面のアンタと女の趣味を話さないと行けないんですか。」

「そうよ、ムッツリにはハードル高いわよ。」

「お前は黙ってろ、ただでさえ意味わかんねー状況が余計ややこしくなる。」


そう思うよね、分かる。

俺は好きって思った人が好きなので、好みとか特にないって言ったらつかみ掛かられたので凍らせました。

その節はごめんなさい、東堂くん。

でもあれは東堂くんが悪いと思う。


「京都三年東堂葵、自己紹介終わり。これでお友達だな。早く答えろ、男でもいいぞ。」

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