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荒涼の中 ページ22

吉野くんと虎杖くんが死闘を繰り広げてる様。


顔が継ぎ接ぎの呪霊が吉野くんを触った瞬間に身体が変形する様。


今度は虎杖くんと呪霊が戦っていてそこに七海くんが来た所。


呪霊のものであろう領域内に入って死を覚悟したような顔をした七海くん。


場面ごとにどんどん切り替わって、そこで夢から覚めた。

頭が痛い。

目も少し充血している。


今は何時だろう、と恵くんの部屋を見渡した。


きちんと整理整頓されていて、机の斜め上に時計があった。


時計の針は五時十二分を指していて、起きるかもう一度目を瞑るか微妙な時間帯だな、と思った。


考えることが多すぎて疲れた、なんて言っている暇は無いのだから少しづつ整理しなきゃ。


まずこの夢は予知眼が見せてくれたものなのか、それとも唯の想像なのか。


もし予知なのだとするのなら、継ぎ接ぎの呪霊は吉野くんの身体を変形させたところで大事になんかしてないのだろうと言える。

景色は学校っぽかったから、きっと吉野くんの行ってる学校だろう。


吉野くんと虎杖くん…は兄上がいるけど、水晶作っておこうかな。


京都校の皆にも作ろうと思ったんだけど、西宮ちゃんと三輪ちゃんしか受け取るって言ってくれなかった。


東堂くんもメカ丸も加茂先輩も歌姫先生もいらないって。


真希ちゃんと真依ちゃんは持ってる、はず。


上体を起こして伸びをして、呪力を集め始めた。









やっぱり水晶をつくるのは体力も呪力も消費するもので。

渡しに行かなきゃ、守らなきゃ、動いて進まなければ行けないのにどうにも身体がだるくて重かった。



ここからどれくらいだっけ。



スマホの地図アプリを開いて凪さんが言ってた吉野くんの学校…里桜高校への道を調べると、ここから一時間半くらい。


うん、よし。

がんばろう。

出来る、俺なら出来る。



ソファで酔いつぶれている甚爾さんに毛布をかけて荷物を背負い、伏黒家を出た。









「君がA?あは、かわいーね」



いつの間にか学校を囲むようにして貼られていた帳。


校舎内で吉野くんを探していた俺を廊下の壁に押し付けたのは__顔が継ぎ接ぎの__人型呪霊だった。

続→←続々



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だしまきたまご(プロフ) - Jさん» いつもコメントありがとうございます!エンディングはまだまだ先になりそうですが、色々調整しなければいけないのでアンケート取らせていただきました。全部書くことになりそうですが頑張ります! (2021年4月3日 23時) (レス) id: c9e7413bf3 (このIDを非表示/違反報告)
J - エンディング頑張ってださい。 (2021年4月3日 3時) (レス) id: 42cc688081 (このIDを非表示/違反報告)
だしまきたまご(プロフ) - うむさん» 唐突な告白貰っちゃいました...!ありがとうございます、頑張ります〜! (2021年3月22日 0時) (レス) id: c9e7413bf3 (このIDを非表示/違反報告)
うむ - 好きです(唐突)この後の展開が気になる・・・無理のない範囲で更新がんばれです!!! (2021年3月21日 11時) (レス) id: 7feb1ef4d4 (このIDを非表示/違反報告)
J - 無理せず頑張ってください!応援してます! (2021年3月21日 2時) (レス) id: 42cc688081 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だしまきたまご | 作成日時:2021年3月17日 10時

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