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ほんとクソ、自分では何もしないくせに最後の最後で刺しやがって。
殴られたからか、キヨマサくんに刺されたところからも血が出てきた。
…ダメそう。無理な気がする。
今回はここで終わりかなぁ。
色々変わったと思ったのに、行動したのに、やっぱりダメか。そっか。
頑張ったんだよ、あのね、ほんとに。
いっつもいっつも死ぬ時、こう思っちゃうけどね、ほんとに頑張ったんだ。
頑張った、つもりなの。
頑張らないと、頑張らないと頑張らないと。
じゃないと、俺はなんで繰り返して、救えない未来を何度も見て、挫折して、死んでを繰り返したのか分からない。
ごめん、マイキー。助けに来てって言ったけど、無理みたいなんだ。ごめんね、嫌なもの見させることになっちゃう、ごめんね。
やっぱり言えずじまいだった。
気持ちも、真実も、全部。
だけどね、ずっとずっとずーっと。
助けに来なくたっていい、俺の事気にしなくたって、知らなくたっていい。
なんだっていいんだ。
マイキーが存在してくれるだけで俺の未来は、すっごく明るい。
「っA君！！！！何やってるんだよ！！！！」
「A！！救急車呼ぶからっ、」
声がしたと共に、俺の周りにいた倒れていないのも倒れている奴らも瞬時に吹っ飛ぶ。
『…タケミっち、ケンちゃん…』
「何してんすか！まだA君はここで死ぬはずなんかじゃないでしょ！」
タケミっちが俺を持ち上げて、ヒナちゃんが電話で救急車を呼んでくれて。
だめだ、情けなさすぎる。
『しくったなぁ…アイツの存在、忘れてた。それから、ケンちゃんじゃなくて俺を襲うのも予想外だった。無駄なことばっかしちゃったかもしんない。』
「そんなことないです、絶対！！A君がなにしたか絶対聞きますから、何があったのかも全部！死ぬなんて許しませんから！！」
タケミっちは頼れる人だ。俺の全てを受け止めてくれる、人な気がする。
「ドラケンじゃん。なんでまだピンピンしてんの……って、は？…宵闇Aがなんでそんな、瀕死みてぇな」
タケミっちとケンちゃんの前に立ちはだかったのは半間で。それから、両脇に愛美愛主の特服を着た奴ら。
「え、半間さん知らないんですか？ドラケンよりも先に宵闇Aを潰そうって話を聞いたんすけど…」
「は？オレは聞いてねぇぞそんなこと」
半間が珍しく、焦ってる？
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なんばん - すごく面白いです！ドストライクです！書いてくれてありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2021年6月2日 1時) (
レス) id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
Kira(プロフ) - いつも読ませていただいてます。面白くて大好きです。これからも頑張ってください!! (2021年5月31日 17時) (レス) id: 5ee4acc04b (このIDを非表示/違反報告)
るい - とっても面白いです！！ (2021年5月29日 1時) (レス) id: b95688f803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だしまきたまご | 作成日時：2021年5月18日 2時
