内気な姫と不思議な男 ページ38
夜が明け今日もまた社交会
昨日は早く寝たはずなのにあまり疲れが取れていない…
「Aさん、おはようございますッス」
「おはようございます また子」
「今日からは私も一緒ッスよ」
あとは護衛として月詠って人とパー子って人も一緒ッスと言われ少し心強くなった
昨日の今日だから誰か側にいて欲しかったから
「つ、月詠でありんす」
「パ、パー子でぇす」
少ししたら月詠さんとパー子さんが来た
パー子さんは少し銀時さんに似ているような気がするが…
『A様のおな〜り〜』
そんな事を思っていると扉が開き私達は会場へと足を踏み入れた
ーーーーー
「お妙さん、猿飛さん ご機嫌よう」
「ご機嫌ようA様。そちらの方は」
「Aさんの側近の来島また子ッス」
「A様の護衛の月詠でありんす」
「ぱ、パー子でぇす」
三人が自己紹介をするとお妙さんと猿飛さんは
不思議そうな顔をしたがあまり気にせず昨日みたいにお話を始めた。
ただ少し違うのは…
「ちょっとォ お腹減っちゃたわ アハハ」
「何で軽いノリなんじゃ。もっと貴婦人らしく重々しく( ﾋｿ」
「玄田◯章さんでも呼んでこいやっ！(ﾋｿ」
二人は社交会が初めてなのか戸惑っている
少しでも貴婦人らしくしようと奮闘中だ
「フフッ」
面白いなと四人で二人のやり取りを見ていると
一人の男の人が私達の方へ歩いて来た
「お妙殿、そちらの騒がしい方々は」
お妙さんに話しかけたのは真選組の制服を着て眼鏡をかけた男の人だ
「また子、あの方は(ﾋｿ」
「真選組参謀、伊東鴨太郎ッス(ﾋｿ」
“伊東鴨太郎”
下級貴族の出身で真選組に入隊して一年の新参者だか、文武両道で優れた能力を有するために近藤さんの推薦を受けて真選組の参謀まで登りつめた人物らしい
伊東さんはお妙さんと話し終わった後、私に一礼をしてきた
「伊東さん、お仕事ご苦労様です」
「A様こそ、いつもご苦労様です」
どうかお体にお気をつけてと言うと伊東さんは
仕事場へと帰って行った
「見ました？伊東さん、A様とお話ししてたわよ」
「えぇ A様の推薦を貰って次は官僚にでもなるおつもりかしら」
あの人は人に取り入るのが得意だからと貴婦人達が話している
「伊東さんか…」
あの眼鏡の奥に見えた鋭い目に隠されていたものに私はまだ気づいてはいなかった
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梍鵺(プロフ) - 桂さんのことをズラでは無くヅラと呼んでいる筈です。間違っていたらすみません。 (2019年10月11日 23時) (
レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいり(プロフ) - KAGUYAさん» ありがとうございます！更新頑張っていきます！ (2017年5月29日 21時) (レス) id: 362e68c016 (このIDを非表示/違反報告)
KAGUYA - この小説本当に大好きなんです！！高杉さんがイケメンです！！更新頑張って下さい！！ (2017年5月29日 21時) (レス) id: dab75e8136 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいり(プロフ) - ななさん» ☆ありがとうございます！更新頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2017年5月27日 20時) (レス) id: 362e68c016 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - この小説大好きです！面白くて読んだあとつい☆連打してしまいました（笑）更新頑張ってください! (2017年5月27日 17時) (レス) id: 280c375423 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいり | 作成日時：2017年5月26日 12時
