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内気な姫と社交会 ページ31

「今日は社交会ッスよ」

銀魂王国の社交会は毎日のように城で行われており、主に貴婦人達が出席している
そうまた子から説明された。

貴族にも位があり上から順に
公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵で
その下に近衛兵である真選組などが続く



「気をつけてくださいね。公爵夫人ぐらいになると結構厄介な奴も多いッスから」


また子にそう言われ昨日の事を思い出した。
平気で他の人を押しのけて私の前に来て話かけられるのを待っている…

話しかければあからさまに私のご機嫌伺いをしてくる…
初めて見るその目には欲望にまみれたものだった


…正直怖かった


「やっていけるかな…」

「Aさんなら大丈夫ッス! それにいざとなったら無視してしまえばいいッスから」

「そうだ。何かあったらすぐに俺に言え」


何とかしてやらァと晋助さんが声をかけ頭を撫でてくれた。


「はい、頑張ります!」


私にはみんなが…晋助さんがいる!
そう思うと一気に心強くなった




ーーーーー


「A様、今日は最初にどなたに話かけるのかしら」

「昨日は公爵夫人達がA様を独占してしまって、お声をかけてもらった人も少ないし」


今日こそはと息巻いている貴婦人達がもう城の中にいた。




しかしその中で余裕な顔をした女性が一人…

「ちょっとお妙さん。A様に一番最初に話しかけてもらったからって調子乗ってんじゃないわよ!」

「調子になんか乗っていないわ。でもA様が初めて(・・・)お声をかけた貴婦人は私って事実は変わらないでしょう。猿飛さん」

身分が一番下の癖に何者よ!と怒鳴っているのはかつて国に仕えた御庭番衆出身の猿飛あやめだ。今は真選組局長夫人のお妙と同じ位である。

「しかし妙ちゃんは凄いよ。あのA様に声をかけて頂くなんて」

「九ちゃん」

九ちゃんこと柳生九兵衛は男の格好をしているが実は女である。彼女は柳生伯爵の一人娘だ。
柳生家に跡取りがいない為男として生活している

「そろそろA様が来る頃だ。僕達も扉の前に行こう」

そう九兵衛が声をかけると三人で門の前に向かった

内気な姫とお友達→←俺様王子と教育係



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梍鵺(プロフ) - 桂さんのことをズラでは無くヅラと呼んでいる筈です。間違っていたらすみません。 (2019年10月11日 23時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいり(プロフ) - KAGUYAさん» ありがとうございます!更新頑張っていきます! (2017年5月29日 21時) (レス) id: 362e68c016 (このIDを非表示/違反報告)
KAGUYA - この小説本当に大好きなんです!!高杉さんがイケメンです!!更新頑張って下さい!! (2017年5月29日 21時) (レス) id: dab75e8136 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいり(プロフ) - ななさん» ☆ありがとうございます!更新頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年5月27日 20時) (レス) id: 362e68c016 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - この小説大好きです!面白くて読んだあとつい☆連打してしまいました(笑)更新頑張ってください! (2017年5月27日 17時) (レス) id: 280c375423 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいり | 作成日時:2017年5月26日 12時

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