内気な姫と舞踏会2 ページ26
席を立ち大広間の端の方へ来たはいいけど…
余計に視線が痛い!
「……で…もの」
ふと横を見ると貴婦人の方々が何かを話している。
いけない事とは思いながらもその方々の話を聞いてみると…
「A様、いつになったらお声をかけてくださるのかしら」
「早く話しかけてもらいたいわ。だって此処では高貴な人が身分の低い者に話しかけないという事は、その人を認めていないって事でしょう」
「昔は女王様がある貴族を徹底的に無視をして
お城から追い出したって話よ。それでこの国にいられ無くなって、国から出て行ったとか」
A様に認めてもらわないとこの場には、この国にはいられなくなるわと話している貴婦人達
(…そうだったの! そんなの聞いてないよ!)
早く話しかけないと変な勘違いをされてしまう。急いでその方々に話しかけようとすると…
「ギャァァァァ!」
「きゃっ」
私の目の前に現れたのは外で護衛をしていた筈の近藤さんだった
「ごめんなさいねゴリラさん。ダンスを踊っていたら足を踏み外してしまって…」
投げ飛ばしてしまいましたわと黒い笑いを見せる女性の方…
この方が近藤さんを投げ飛ばしたの!!
凄い力の持ち主だな…
なんていう人なんだろう
「あの、お名前はなんと言うのですか?」
「えっ、あ、A様!私は近藤妙と申します」
お見苦しい所を申し訳ございませんと頭を下げながら近藤さんを踏みつぶしている妙さん…
あれ? さっき…
「あの、妙さんって近藤さんの奥様ですか?」
「あっ、はい。ストーカされた末に結婚したんです」
もう、ゴリラさんったらと笑う妙さんに嬉しそうに答える近藤さん…
ゴリラでいいんだ…
そして周りを見てみると…
「!!!」
貴婦人の方々が次は私に話しかけろと言わんばかりに私の周りに集まっていた。
こうなったら一人ずつ話しかけていくしかない
「ご、ごきげんよう」
精一杯の笑顔で私は貴婦人の方々に話しかけていった
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梍鵺(プロフ) - 桂さんのことをズラでは無くヅラと呼んでいる筈です。間違っていたらすみません。 (2019年10月11日 23時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいり(プロフ) - KAGUYAさん» ありがとうございます!更新頑張っていきます! (2017年5月29日 21時) (レス) id: 362e68c016 (このIDを非表示/違反報告)
KAGUYA - この小説本当に大好きなんです!!高杉さんがイケメンです!!更新頑張って下さい!! (2017年5月29日 21時) (レス) id: dab75e8136 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいり(プロフ) - ななさん» ☆ありがとうございます!更新頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年5月27日 20時) (レス) id: 362e68c016 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - この小説大好きです!面白くて読んだあとつい☆連打してしまいました(笑)更新頑張ってください! (2017年5月27日 17時) (レス) id: 280c375423 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆいり | 作成日時:2017年5月26日 12時