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内気な姫とプレゼント1 ページ19

式もパレードも終わりお城に帰って来た時にはもう街は真っ暗だった。
今日1日は休み無しだったからもうクタクタだ。


「明日から3日間はゆっくりできるぞ」

「本当ですか」


寝る前に晋助さんが私の部屋に来てそう教えてくれた。
3日間は晋助さんも休みの為、一緒にいられると


「今の内にゆっくりしとけ」

「はい、ありがとうございます」

休みの日は何をしよう。晋助さんと一緒だから…と考えごとをしていると外から「山崎ィィィィィ!」と凄い怒鳴り声がした

「な、何でしょうか、あれ」

今まであの様な怒鳴り声は聞いたことがない。
初めて聞く声にビクビクしながら晋助さんに尋ねると


「多分、贈品に何かしたんだろう」

「贈品ですか?」

「見に行くか」

そう言われ晋助さんと一緒に部屋から出た。
長い廊下を歩いて行けばと段々と騒がしくなってくる


そして着いた部屋には

「うわぁー!」

ドレスや食器、家具にピアノ、ヴァイオリンなどの楽器。外を見れば馬車と白馬が数頭いた。


「全部結婚祝いの品だ」

王室に媚び売る為に貴族(奴ら)も必死なんだろうと苦笑いをする晋助さん。
それにしても凄い数だ。

「高杉様、A様!どうしてこんな所に?」

話しかけてくれたのは近藤さんだった

「怒鳴り声が聞こえてな。ちゃんと検査をしているのか見にきた」

「ご、ご安心下さい。恐らく先ほどの怒鳴り声はトシ…いや副長のものです」

みんな気合い入っちゃってと大量の汗をかきながらガハハと笑う近藤さん。

後ろにはリボンのついたバトミントン?のラケットを大事そうに抱えながら倒れている人と、
煙草を吸っている土方さんがいた。
其方の方を見ていると土方さんが此方の方へ来て

「大変申し訳御座いません。うちの者がA様宛にきたバトミントンのラケットを壊してしまいまして…」

そう言って頭を下げる土方さん。


「いえ、大丈夫ですから」

夜遅くまでご苦労様ですと声をかけると、ありがとうございますと返された。
チラッと晋助さんの方を見ると少し不機嫌そうな顔をしている…


「A帰るぞ」

「はい、それでは皆様おやすみなさい」

真選組の方々にそう言って私達は部屋を後にした。


「検査が終わった物から部屋に運ばれてくる」

どうやら贈品は危なくないか、毒などはないかと検査をしなければいけないらしい

「休み中には全部部屋に来るだろう」

それまでは楽しみに待っていろと言われ、少しウキウキしながらその日はベッドに入った

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梍鵺(プロフ) - 桂さんのことをズラでは無くヅラと呼んでいる筈です。間違っていたらすみません。 (2019年10月11日 23時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいり(プロフ) - KAGUYAさん» ありがとうございます!更新頑張っていきます! (2017年5月29日 21時) (レス) id: 362e68c016 (このIDを非表示/違反報告)
KAGUYA - この小説本当に大好きなんです!!高杉さんがイケメンです!!更新頑張って下さい!! (2017年5月29日 21時) (レス) id: dab75e8136 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいり(プロフ) - ななさん» ☆ありがとうございます!更新頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年5月27日 20時) (レス) id: 362e68c016 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - この小説大好きです!面白くて読んだあとつい☆連打してしまいました(笑)更新頑張ってください! (2017年5月27日 17時) (レス) id: 280c375423 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいり | 作成日時:2017年5月26日 12時

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