月夜に眠る双子の話

ドジな快斗 ページ10

そうして思ったよりデカイ事件だったりするノートを見てくと驚くほどダサいタイトルがあった。


美門襲撃リベンジ赤い仮面事件？


すると、下の方にMASQUE ROUGEと書いていた。

げっ、マスクルージュってあの！？
　

しばらく見ていると、彩が

「MASQUE ROUGE知ってるの？」

と聞いてきた。

「ああ、ビッグジュエルを盗む時にばったり出くわしたことが・・・」


そこまで言ってはっとした｡


やべっ


俺はとりあえず彩の後ろを指指して

「ああー！あそこに！！」

と言って彩が後ろを振り向いた隙に、俺は煙玉を落とした。

パアッン！

彩が煙で視界を奪われてる隙に、俺はジャンプをして天井の隠れられるスペースに移動した｡



煙も収まったら彩が俺を探しに部屋を出た。

俺は、彩の様子を見るため下へ降りた｡


そのあと彩はしばらく俺を探していたが時計を見て7時だと気が付くと慌てて出ていった。

「おい、鍵開いてるじゃねえかよ。」

あ、あいつ鍵持ってねえのか｡


あいつ、絶対また来るよな。


あそこまでバレてたら絶対キッドだって気づいてるよな。


今度来たときは､本当のことを言おうか。



あいつ､彩はなんだか事情を話せばわかってくれそうな気がする。

・
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「快斗さんは あんまり悪い人じゃない」
「彩は そんな悪い奴じゃない」

アーヤの朝→←キザなセリフもキッドらしさ

ラッキーカラー

あずきいろ

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