月夜に眠る双子の話

天然ほど怖いものはない ページ8

やっぱこいつ天然だ・・・

すると彼女ははっとして、名乗り始めた。



「はじめまして｡立花彩、改め黒羽彩です。」








へ？

「は？お前黒羽って言うのか？」


黒羽ってあまりいない名前だし、なんだよ改めって！！

「はい。あなたとは双子らしいです。」



は？

俺に双子なんていたっけ？

そもそも兄弟も居ねーし。


って思っている様子が伝わったのか

「私が小さい時に立花家というところに預けられたらしいです。」


ああ、そしたら生き別れの双子みたいなものか｡


って思っているいると、彩の視線が俺の少し後ろで止まった。


やべっ、怪盗キッドの衣装そのままになってるじゃねえか！！


すると俺の思ったとおり彩は､

「あの､その衣装どうしたんですか？」


と、聞いてきた。

　
やべぇ、キッドだとは言えねぇし。


なんて答えればいいんだよっ！！









「もしかして・・・コスプレ？」


「は？ちげーし！」



やべぇこいつ天然すぎる。


って､あ！


コスプレじゃなかったらなんだってなるじゃねえかよ！！


「コスプレじゃないとしたらなんなんですか？」

俺の予想通りの質問をしてきた。


「い、いやーなんて言うか・・・」


これはさすがに天然でも気付きそうだな。



「もしかして本物のキッ・・・」


俺はとっさに彩の口をふさいだ。


やべぇ、バレたら警察とかにも言われるだろ。


なんて考えて､慌ててると、彩は息が苦しくなったのか顔を歪ませた。

それで慌てて手を離すと息を着いた。


「悪い。大丈夫か？」

「大丈夫です・・・」

それで一応落ち着いたけれど彩がなぜかじっと見てきている。


これはまだ怪しんでいるな。


よし。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ところどころヘタレですが


よろしくお願いします！！


ところで皆さん文字数ってどれくらい何ですか？


私は1000文字以上にしてるんですが、
普通はどのくらいなのかわからないんですよね。

キザなセリフもキッドらしさ→←快斗の世界

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す