月夜に眠る双子の話

春の星空 ページ41

それで私達は次の日プラネタリウムに出掛けたんだ。


それで今日見る内容は春の星空なんだけど、実は私､あんまり知らない。


星空って基本､夏とか冬とかのものを聞くけど春の星とか、星座はあまり聞かないよね。



けど､やっぱり楽しみだからどうしても口角が上がっちゃうんだ。


ふふっ、楽しみだなぁ。


「彩、なに笑ってんだよ。」

ああ、えっとね


「一緒に出掛けれるのが嬉しくて！」


って言ったんだけど、

なぜかお兄ちゃんは頬を赤らめたんだ。


どうしたんだろう・・・もしかして熱！！

困るよ！そしたら見に行けない！！


それで私は､慌ててお兄ちゃんの熱を測った。


熱はないし、けど顔は赤いし、うーん。


なんて考えていると、お兄ちゃんが

「彩、大丈夫だから早く行こうぜ。」


って言って来たんだ。

そう言うお兄ちゃんの顔はもう普通だった｡


あれ？見まちがいかなぁ。


「それより、時間！早くしねぇとまちあわねぇ！！」

え、嘘！


それで私達は一気に走り出した。


プラネタリウムにはギリギリで間に合った｡

そして、飲み物とかも買って座席に行ったんだけどそれが凄い特等席！！


千景さん一体この席どうしたんだろう。


なんて考えているともう始まる時間だった｡

どんな内容なのかなぁ。



楽しみっ！



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今回は会話がびっくりするくらい少ない！！

ちなみに、千景さんは知り合いに貰ったチケットをこっちに送って、


二人で行くように、と言っています。

そして！行かないと魚を出させると、快斗を脅してます！！


と言う裏話？でした！！

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