月夜に眠る双子の話

隠し扉の向こうには・・・ ページ3

「あなたのお兄ちゃんは2階よ。」

と千景さんは言ったあと、

「んじゃ、私はベカスに行ってきます！」

へ？
ベカスってあの､ラスベガス！？

「よろしくね〜」

よく見ると千景さんはキャリーバックを持っていた。

キャリーバックを持っている千景さんはなんか・・・自由人だなぁ

私は千景さんが言っていた2階の部屋に行った｡

なんか・・・どきどきするかも。

この扉の向こうにお兄ちゃんが居るんだ。

よし！

私は思いきって扉を開けた。





　
あれ？

扉を開けたはいいけどなんとそのなかは空っぽ。

つまり、誰もいなかったんだ。

なんか、拍子抜けしちゃった。


その後いろんなところを探してみたけど、どこにもいなかったんだ。

それで２階の部屋に戻って見たんだけどやっぱり誰もいなかった。

それでふと、大きなパネルに目がとまったんだ。


そのパネルはマジシャンらしい人で、ニッコリ笑っていて鳩とかを出していた。

何でこんなところにこんなものがあるんだろう。

私がそっと触れてみると・・・

ギィ

「え？」

なんか扉が動き出して、私はその奧に落ちてしまった｡

「きゃあああ！！」

あっと驚き、不思議な世界→←再開？なのかな・・・

ラッキーカラー

あずきいろ

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