かえり。 ページ18
トイレから戻ってきたら、荷物を持っている堅治がいた。
『お会計しなきゃ』
そう言って財布を出そうとした時、堅治が
「もう払った。奢りだから感謝しろよ??」
トイレに行ってる間に会計を済ませてくれたらしい。手馴れてる…
『え、まじか。ありがとう。』
素直に感謝を伝えた。
「おう、そろそろ暗くなってくるし早めに帰るか」
駅から遠いからか、気を遣ってそう言ってくれた。
『おっけ』
そう返し、私達はカフェを出た。
駅について、電車に乗って。
今日1日、はやかったなあ、なんて。
最寄り駅について、駅から出た。
話しながら帰る。
私の家の前に着いて、ようやく決心がついた私は堅治の好きな人を聞くことにした。
『ねえ』
少しだけ、声が震える。
『その…堅治ってさ、好きな人…いるの?』
いるのかな…
「…おう、いる。そろそろ告るつもり」
やばい、失恋確定だ。
『…そっ、か。応援してるね!』
上手く笑えてるかな…私。
「応援なんてしなくていい」
「それより、聞いて欲しいことがある」
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きゃらめる - マジでいいお話でしたっ!!あざっしたぁ‼ (2022年2月4日 17時) (レス) @page24 id: a4a83dd5a6 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる - 僕も二口推しです! 僕呼びですが一応(?)女子です!よろしくお願いします。 (2022年2月4日 16時) (レス) id: a4a83dd5a6 (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - 紺さん» ですよね!!にろちゃん!!かわいいです!!!最高だなんて……ありがとうございます!! (2019年7月11日 23時) (レス) id: c2f9e88004 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 二口可愛いです!いやもうほんとに最高ですね! (2019年7月11日 22時) (レス) id: de02aba2c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉子 | 作成日時:2019年7月7日 13時