[暗殺教室]リアル鬼ごっこ、しよう? ～2nd stage～ (ページ14)

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#57　夢幻(むげん)フラワー　その2 ページ14

ｷﾞｲｨｨｨｲ…

ひーろー君が開けたドアの隙間から、小さく光が漏れ出した。

ドアが開くにつれ、光はどんどんと増していった。

ドアが完全に開いたときには、前が見えないほどの光に包まれた。

しかし、そんな中でも頑張って目をこらした私。

そんな私が見たもの。

先客。

寺坂組だった。withすみ、タケ。

A[ムラ、、、ヨシ、、、?
ここで何してんの?]

不破[あと、何で寺坂居ないのよ。]

、、、テラが居ない。

村松[、、、寺坂はここだ。]

ムラが指差したのはとても大きなビー玉のようなものだった。

そのガラス玉の表面は、むやむやと動き、寺坂を映し出した。

吉田[寺坂、、、頑張って、るな]

狭間[フフフ、、、。
下に小さく見える街。戦っている寺坂を見られるガラス、、、。
ここは[死後の世界]ってやつかしら?]

竹林[つまり、僕らは何も出来ない。無力、ということで、
ここにいる。みんなの役に立てなかった。という解釈していいのか、なぁ、、、]

菅谷[はあぁ、、、他のみんなはどうしてっかなあ、、、]

そう言いそーすけがガラス玉を触ると、

ナギサ、カルマ、かやのん、イソ、ヒロト、ともとも、ユキちゃん、まなみん、テラが
ハックド殺せんせーと戦っている風景が映し出された。

倉橋[みんな、頑張ってる、、、。]

矢田[私たちの分までがんばって、、、]

原[せめてもう少し、みんなに料理を、、、]

この場にいるみんなが、ガラス玉に手を添えた。

そのまましばらくそうしていた。

A[ねぇ、みんな、、、?
敗者は敗者らしく、死んだ魚の目をしてようか、、、?]

私の言葉でみんなは倒れ込むように床に座り、

泥の様に眠り始めた。

途中でみむにゃが[へくしっ]とくしゃみをしたのにユヅキが気付き、

自分のパーカーをみむにゃの肩に巻いた。

そして、前できゅっと結び、プロデューサー巻きにした。

ユヅキはニコリ、と笑い、みむにゃに寄り掛かりまた眠った。

そして、私も眠った。

ーーー私の夢幻(むげん)は、そこで途切れた。

そして、現実に戻ってきた私。

、、、もしかして、これは予言？

そう考えているうちに、旧校舎へ着いた。

。