[暗殺教室]リアル鬼ごっこ、しよう? (ページ47)

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#41　眠り猫の力が今咲く。ページ47

ーーー千葉side.

只今3時45分。

鬼ごっこ開始から6時間45分。

鬼ごっこ終了まで2時間15分。

俺は今、速水と共に鬼を探している。

何故って、、、おま、、、

もちろん、殺るためだ。鬼を。

しかし、速水は俺の背中で眠っている。

、、、いや、、、やましいことする訳じゃねぇよ。

ただ、、、試したいことが在るだけ、、、

前、俺、速水を家に呼んだんだ。

国語教えてもらうために。な、、?

そうしたら、速水、

開始1時間で寝やがったんだよ。

眠かったんだな～、呼んで悪かったな～、とか

思いながら、肩に毛布を掛けようとしたら、

ｶﾞｯｯｯ!!

俺の手をすんごい力で叩いたんだ。

うん。それはもう、折れたんじゃ無いかって位痛かった。

これこそ、[馬鹿力]って言うんだな、って思った。

、、、つまり、これは

固有スキルにも出るんじゃ無いかと、俺は睨んだ。

だから、

昼御飯の時に速水のお茶に奥田特製睡眠薬を入れて、

眠らせたんだ。

千葉[はあぁ～～～、、、]

俺が溜め息を吐いたとき、

背中で速水が[うぅん、、、]と、呻いた。

その瞬間、

ｷｲｨｨｨｨｲｲｲﾝ!!

速水の体が突然光り、

頭に猫耳が生え、

尻尾が生え、

手にはステッキが握られていた。

千葉[、、、うぇ、、、???]

あまりにも突然の事に驚いていた俺を置いて、

速水は寝たまま俺の背中を離れ、

ふよふよと、危なっかしく飛んでいった。

千葉[ちょっ、、、はやみぃ、、、ﾊｯ、、ﾊｱｯ、、、]

俺がようやく速水に追いついたとき、

俺らの前にはハックド殺せんせーが居た。

千葉[ちょ速水!!一人で出来る訳無いだろ!!]

俺の呼びかけにも速水は目を閉じ寝たまま応えた。

速水[千葉ぁ、、、待っててぇ、、、あたしだけで出来るからぁ、、、]

速水はそう言い、ステッキを振った。

すると、そのステッキから突如、刃が生えた。

そう、鎌に成ったのだ。

速水[ここから消えてぇ、、、平和を返してぇ、、、]

そう言い、[眠り猫]は鎌をがむしゃらに振り回した。

ﾎﾟｵｫｫｫｵｵｫｫｫｫｫｵｵｵｵｵｵﾝﾝ!!!

ハックド殺せんせーは、光を残し、消えてしまった。

千葉[速水、、、]

ﾄﾞｻｯ!!

速水は地面に落ち、起きた。

耳やらは、消えていた。

速水[あれ、、、千葉、、、私何やってたのぉ、、、]

そう言い、目を擦った速水に少しきゅんとしてしまった。

速水凛香

スキル:眠り猫

寝ている間だけ特殊能力を示す。