[暗殺教室]リアル鬼ごっこ、しよう? (ページ44)

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#38 ??? ページ44

ーーー???side.

???[やあ。来てくれたんだ。良かった。

今から大事な事を話すけど、いいかい?]

???[はい。]

俺は白装束の男の言うがままに、首を縦に振った。

???[ここで立ったまま、と言うのも何だから、

この部屋で、話そう。]

そう言って男が指した部屋のドアを俺は開けた。

ｷﾞｲｨｨｲ、、、

古びてボロボロになった壁、

その破片の散らばる床。

頼りない日が漏れる、小さな窓。

その無機質で何も置いていない部屋に通された。

しかし、部屋の真ん中にはごつい椅子が置いてあった。

???[まぁ、掛けたまえ。]

俺はその椅子に座った。

男が、[君にこれからやってもらう作戦は、今からやることが

とっても大事なんだ。

やってもいいかい?]

と言ったので、俺は[はい]と返した。

???[少々痛いが、直に馴れるさ。]

奴のその言葉が合図だったかのように、俺の座った椅子の肘掛けからアームが伸びた。

俺は抵抗する間もなく、そのアームにがっちりと固定された。

足も固定された。

これで終わりか、と思っていたが、背もたれの後ろからもアームが伸び、俺の目を隠した。

???[あんまり動かないでね。]

ｼﾞｭｳｳｩｩｩｩ、、、、、

俺の首の後ろの髪の生え際に

何かを刺さされる様なので鈍い痛み、、

身体の中に入れられた何かが、俺の精神を蝕んでいく感覚、、、

俺はあまりの痛さに動きそうになったが、アームに固定されていて、動くことが出来ない。

???[うあゎあ、、、いぐぅうううぁぁいああぅあああ、、、、!!]

俺は、必死に歯を食い縛り、呻く事しか出来なかった。

やがて、あまりの痛みに気を失っていたのか[起きろ～]と言われた。

???[この計画は、君に懸かっているからね。

また明日。ここで会おう。

______、君。]

俺は、小さく言葉を吐いた。

、、、ひゃぁい。

外に出て、しばらくふらふらと歩いていると、仲間に出会った。

マッシュルームヘアーの男子だ。

???[やぁ!______!

急に居なくなってどうしたんだ?俺、心配したんだぞ！

顔色悪いけど大丈夫？]

止めろ。そんな目で見ないでくれ。

そんな、純粋で、くりくりしていて、澄んだ目で。

お前までこの濁った目と正体不明の痛みに蝕まれる気がするから。

だから、どうか、頼む、、、

俺に構わないでくれ。

???[どうしたんだ?急に黙って。

いつものお前らしく無いぜ!!]

______がそう言って俺の背中を押した。

俺はゆっくりと

振り向いた。