[暗殺教室]リアル鬼ごっこ、しよう? (ページ41)

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#35　気になる二人。ページ41

ーーー二人っきり(←ここ重要)で校舎裏に入っていく、ユヅキとみむにゃ。

それより私は視界の端でうごめく何かに気付いた。

二人が居たところの横の茂みの奥、約30m。

あの黒い顔、

不気味なオーラ。

間違いない。

、、、ハックド殺せんせーだ。

このクラスに来てから、大人嫌いも直してきたのに。

大人は私たち中学生の楽しいと思う時間までも奪い去っていくのか!!!!

矢田[どーしたのみるちゃ、、、、

え、、、!?ハックド殺せ、んせーだぁ、、、]

岡島[どうしたんだ?

あぁ!ハックド殺せんせー!!]

木村[皆が混乱する前に、俺らで殺っとこうぜ!!]

A[う、うん、、、。]

菅谷[みるちゃんは、俺たちが攻撃してるときに

後ろからこっそり近づいて、殺ってくれ!]

A[分かった、そーすけ、、、]

ーーーこの前も見た。

おんなじ戦略だ。

何で私にそれをやらせるんだ、、、??

倉橋[みんな～！いっくよ～!!]

岡島[おう!!

木村そっち頼む!!]

菅谷[矢田、後ろだ!今だ!]

矢田[ごめん!!遅かった!!]

木村[俺がやるぜ]

ﾊﾟｼｨｯ！ﾊﾟｱｧｧｱｱﾝ!!ｶﾞｯｼｨｨ!!!ｶﾞｷｯｯ!!!!

私の目の前で、壮絶な戦いが繰り広げられている。

今だ!!!!!

全神経を研ぎ澄ませ!!!

ﾕﾗﾘ

私は後ろからゆっくりと鬼に近づいた。

岡島(ゆっくりと近づき、)

ﾌﾜｯ

そこから、高く、前に倒れこむようにクルリと跳び、回った。

矢田(空気を回す様に高く跳ぶ!!)

ｼｭｩｯｯ

私の足が空と重なった時、ナイフを胸の前でクロスの形に構えた。

菅谷(思いっきり標的に向かって振りかぶり、)

ｻﾞｻﾞｧﾝｯｯ

落ちると同時に胸の前のクロスを解き、振り下ろした。

倉橋(第2撃、第３撃も大切に、)

ｻﾞｼｭｯｯｯ

ナイフを振ったあと、怪我しないように体を丸め、ゴロゴロと落ち葉の上を転がった。
そして、起き上がり、素早く後ろを確認した。

木村(後の着地も攻撃の内ッ!!!)

菅谷[殺った、のか、、、?]

ﾎﾟｳｩｩｩｩｩｳｳｳｳｳ、、、、

私が殺ったであろう殺せんせーは、光を出して、消えてしまった。

A[私が、、、倒した、、、!?]

倉橋[良くやったねぇ～!!!]

岡島[やったぜ!!]

矢田[さっすがみるちゃん!!!]

A[照れるな～]

いやぁ～。忘れてたよ。

ユヅキとみむにゃの件。

完全に。

エヘヘ。