[暗殺教室]リアル鬼ごっこ、しよう? (ページ31)

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ーー???side.

今日の9時、突然始まった死のげえむ、＜リアル鬼ごっこ＞。

俺らは、鬼であるハックド殺せんせーから

逃げないといけない。

開始5分で犠牲者を出したこのげえむ。

何故、俺らが追いかけられているか。

それは、俺にも解らない。

ゲームマスターの話では、

日本にいる落ちこぼれの数を減らしたいから、らしい。

俺らも、俺らなりに頑張っているのに、

一番側で応援してくれていた

殺せんせーを使うなんて、

酷すぎる。

まだ中学生の俺らには、厳しすぎる。

でも、俺は諦めない。

恩師を失った今、

信じられるのは、仲間だけだ。

[どうしたんだ?早く逃げるぞー！]

声をかけてきたペアの坊主頭に

[今、行く。]

と

返事をし、少し後を追いかけていった。

このげえむを主催した、ゲームマスターを恨みながら。

その時、

[君、仲間を助けたいか？

ならば、私についてきなさい。

良い目をしている。

君ならできる。]

木の陰から喋りながら出てきた白装束の男は、

こちらを見て、笑った。

、、、いや、目元まで隠れているから分からないけど。

多分、ね?

それにしても、この言葉、誰かの話の中で聞いたことがある、、、

ついていかないようにしよう、

と思っていたが、

どうやら、仲間が死んだ、という衝撃的な出来事に、

精神が参ってしまっていたようだ。

俺は、そいつの言いなりになって、

後ろをついていくことしか出来なかった。

運悪く、その時はペアの奴も俺がついてきていないことに気付いていなかったらしく、

そいつの姿は、俺からは見えなかった。

それにしても、さっき、白装束の男の袖口から一瞬白い光が見えたような、、、

その光を見た後から、どうも頭がぼう、としている。

俺は、白装束の男の後を追って、ふらふらと、歩き続けた。

、