[暗殺教室]リアル鬼ごっこ、しよう? (ページ30)

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#26　安置所は、ページ30

ーーー開始5分で、１人、犠牲者が、出た。

みんな、悔しそうな顔をして泣いている。

片岡[ここだ、、、安置所、、、]

吉田[そして俺の家、、、]

A[ヨシ、、、今はあなたの家じゃ無い。]

吉田[じゃあ、この一週間、＜リアル鬼ごっこ＞が終わった後は
どこにいけばいいんだ！]

ヨシがパニックを起こし、ムラがこれを止めようとした。

村松[落ち着け吉田！俺の家にこればいいだろ！
親には俺が説明するから！!]

吉田[むら、まつう、、おまえぇ、、、]

色々吹っ切れて素直になっちゃった吉田と村松を横目に見ながら、

皆は安置所に入っていった。

ーーー安置所の中は、暗く、じめっとしていて、

冷たかった。

私は思わず本校舎に居たときのことを思い出しそうになり、

ぶるり、と震えると、

ぽん、とひーろー君が肩に優しく手をおいて笑いかけてくれた。

(無理すんなよ)と口パクで言ってくれた彼に、

危うく惚れそうになった。涙がまた、出そうになった。

暗くて冷たい安置所の中には、少し高そうな椅子と、何かが入った箱以外、

なにも置いていなかった。

カルマが箱を開けると、そこには一枚の紙とリボンが何本か入っていた。

カルマ[んー、何々、

(このリボンを死人の目、口、腕、脚に巻いて、

そこにある椅子に座らしておいて下さい。

後はこちらがやっておきます。

Y)だって。]

磯貝[親切な感じがするけど、全然親切じゃないよな?ﾋｯｸ

むしろ、このげえむを終わらしてくれって、感じﾋｯｸだよな?]

イソが少ししゃくりあげながら言った。

かやのんと、カルマが渚に丁寧にリボンを巻いた。

かやのんは、後ろで丁寧に蝶々結びをした。

そして、皆で、椅子に座らせた。

杉野[バイバイ、、、なぎ、さ、、、]

前原[お前と居るとき、楽しかったぜ、、]

カエデ[すぐ、だったね。お別れ。

じゃあね、バイバイ、、。]

A[ナギサ、、、君の武勇伝、聞きたかったよ。

来世で会ったりしたら、聞かせてね、、。]

扉を開け、

ｷﾞｲｨ

閉めた。

ﾊﾟﾀﾝ

ーーー＜リアル鬼ごっこ＞、一日目。

ーーー開始から、1時間。

ーーー残り、8時間。

ーーー犠牲者、一人。

ーーー十一番、潮田渚。

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