[暗殺教室]リアル鬼ごっこ、しよう?

#13　落とし物推理time!! ページ16

ーーー3日目の放課後、E組の生徒全員が、イソの机に集まっていたので、
私も何かと思って、輪の中に加わってみた。

磯貝[これー、俺が拾ったんだけど、本当に誰かのじゃないんだな？]

そう言ってイソが上に掲げたのは、至って普通の茶色い封筒だった。

ｺｸｺｸ

皆は、頷いた。

私も見覚えは無かったから首を縦に振っておいた。

磯貝[じゃあ、皆、開けてもいいか？]

ｺｸｺｸ

また皆が頷いたので、イソは袋を開けた。

ｺﾞｸｯ

唾を飲んだ。

ﾊﾟﾗｯ

磯貝[、、、紙？]

ﾍﾟﾗ

磯貝(ﾋﾞｸｯ

ｻﾞﾜｯ

やはり、教室中がざわめいた。

岡島[お、おい、、、磯貝?何が書いてあったんだ？]ﾋﾞｸﾋﾞｸ

磯貝[ほ、ほら、、]

そう言ってイソが皆に見せたのは、教科書位のサイズの紙だった。

メグ[なになに、、、

＜諸君、ちゃんと読んでいてくれよ。

これは君たちの命に関わることなんだ。＞

、、、はぁ？何これ?無視しよー]

磯貝[おい片岡!つ、続きも読んでくれよ、]

メグ[＜君たちには、明日の9時から、[リアル鬼ごっこ]をしてもらう。

え?理由?それはね、この日本という小さな島国の中に、落ちこぼれが多すぎるからさ。

苦情は受け付けないよ。

詳しくは律さんに聞いてくれ。

それじゃあ。＞]

タケが眼鏡をクイ、と押し上げた。

竹林[これはどういうことだい律、、、]

律は苦しそうに目を閉じ、ブゥンと音を立て表示を変えた。

律の画面は真っ暗になった。

律[皆さんには申し訳ないのですが、私は何者かにハッキングされてしまいました。

皆さんのスマホに私の子分の＜モバちび律＞を逃がしたので、
皆さんのサポートは出来ます。

しかし、私は明日の9時から動けなくなってしまいます。]

タケがスマホの電源を着けた。

そこには＜モバちび律＞こと“ちび律”(律がデフォルメになっただけ)が、
プラカードを持って座っていた。

タケがちび律に触ると、ちび律はそのプラカードをクルリと裏返した。

そこには

＜竹林さんも 皆さんも 頑張ってくださいね♪＞

画面の中のちび律はニコッと笑った。



その時、不意にタケの顔がニンマリとしたのを、私だけが見逃さなかった。



。

#14　???[あしたですよぉ?]→←#0　作者より

今日のラッキーE組パーソン!!

自律思考固定砲台(律)

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