P.? あっぷるぽいずん ページ4
私がヴィランズとなって数ヶ月
ジョーは付きっきりでそばにいてくれた
…仕事もあまりしないで
あのジョーがだ。仕事を放り出してまで世話をしてくれていたのだ
見かねたアースラ様が「１日Aを預かるからね。その間に仕事を片付けるんだよ…もし少しでも残っていたら……わかってるね？」
…あの時のジョーの顔は本当に可哀想だったなぁ
そういってアースラ様に抱き抱えられ連れてこられたのはあのウィックド・クイーンの城…そう白雪姫のところだ
初めてあった他のヴィランズマスターで気品さと美しさは素敵だったな…
ヴィランズ特有の圧力にやられ挨拶をしと言われてした挨拶も
『っ……ぁ…A…に…ちわ…』
なんとも幼稚で今思えば恥ずかしい限り…
他人にまだ慣れていない私にとって怖いものでしかなかった
不機嫌にさせてしまったと思っていたけど
女王様はどこか優しい目をされていたのを覚えている
…ぁ、そういえば誰かいたな
女王様の後からじーっと私を見てる変な人
青黒い隈が私を見てて思わずもぞりとアースラ様の腕の中に逃げる
「おやおや、随分気になっているね？」
「ぁ！いえ…その…」
「触れてみるかい？」
「ぇ！？」
「隠れてるから触るなら今だよ」
「ぁ……っ……」ｿｫｰ…
『っぅ！やっ！！』ぺちっ！
「！？」
「ハハハ！そうだったね！お前は私とジョー以外に触られるのが嫌いだったね(笑)」
どこか嬉しそうに笑うアースラ様
腕の中でブルブル震えていると
「さて、面白かったしそろそろ行くかね」
「そうかい」
「それじゃあね」
私のことを感じてかそそくさと帰ろうとするアースラ様
「ぁ、ぁの！失礼致します！」
「なんだい？」
「その…申し訳ございませんでした。とんだご無礼を…」
「…それを言うのは私じゃなくてこの子なんじゃないかい？」
「……」ｽｯ
『…』もぞっ
近づき私に目線を合わせそうとするのとは反対に顔を隠している私に
「…先程は失礼なことした許して欲しい白き姫君」
誰が姫？誰が白い？
髪は銀色で目は深蒼の私が？
わざわざこんな子どもに頭を下げる男に
「………」
『…』ｼｭﾙｯ
ﾍﾟﾁｯ
「！」
「許してやるってさ」
「そうか…ありがとう」
「それじゃあね」
「ありがとうございました」
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
(そんなことあったなぁ)
帰り道いい子だねって頭撫でてもらったな
そして凄まじい量の仕事を終えたジョーにこっぴどく怒られた
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りあん(プロフ) - ののさん» わー！ありがとうございます！そう言っていただけると凄く嬉しいです･:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: ab066558ed (このIDを非表示/違反報告)
のの - な、なんていい話… (2018年3月27日 15時) (レス) id: aab11a0598 (このIDを非表示/違反報告)
りあん(プロフ) - ちょこさん» ちょこさんコメントありがとうございます！長いのに一気とは(笑） 嬉しいですヾ(*´∀｀*)ﾉ (2018年3月25日 22時) (レス) id: ab066558ed (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 素敵です！一気に読んじゃいました(^^) (2018年3月25日 21時) (レス) id: d9a05f340b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあん | 作成日時：2018年1月13日 1時
