P.21 記憶 ページ24
目が覚めたら私はベットの上
ぼんやりと振り返る昨日の出来事に
やっと…終わった
いやこれはむしろ始まりかもしれない
私にとって……あれ？
あの人って…誰だっけ？
不安定な記憶をよそに妙にすっきりした頭に不思議な感覚
『…ぁ』
テーブルの上にはメモ紙
"魔力の使いすぎだ。俺は仕事に行ってくる。
ちゃんと休まねぇとお仕置きだからな ジョー"
『…』
こういう時は傍にいて欲しかったなぁ…
『って！何考えてるの私は！！』
とりあえず着替えてリビングに行くか…
『あ』
♥「あ、A。おはよう！✨」ﾆｺｯ
『…』
B(どうせ無視されるのに何故…)
『…じ、ジャック…』
♥「へ？」
『ぉ、おは、よう』ﾆﾍｯ
♥「ふぇ…//」
その場にいる全員が驚いた
あんなにジャックを嫌っていたAが
ジャックの名を呼んで更に笑いかけるなど
当のジャックでさえもまさか返事が来るとは思わず情けない言葉を漏らすことしか出来なかった
『その…昨日は、すみません。ご迷惑かけて…』
♥「へ、あ、いや！そそんなことないよ！//」
『えっと…私も記憶が少し曖昧で……』
♥「(あー…ジョーが言ってたなそんなこと)」
『でも、その…』
♥「(周りの目も気になるし…)A、ちょぉっとあっちで話そっかー！」
『え、あの！？』
Aの肩を持ちぐいぐいとリビングから遠ざける
扉が閉じた途端何事！？何があった！？と、声が響き渡った
♥「…体調は？」
『大丈夫です。魔力も安定してます』
♥「よかったね、ジョーのおかげかな？」
『え？』
♥「魔力補給したんだと思うよ❤」
『へ//』ﾎﾞｯ
♥「(可愛いなぁ)ま、俺は知らないけどね」
『ジャック…様…あの』
♥「あ！ストップ！！」
『？』
♥「その'ジャック様'って何！？そんな仰々しいのやだなー」
『で、ですが…』
♥「あ！敬語も！いらないいらない！」
『あ、えと』
♥「だって、Aはもう1人前なんでしょ？」
『え…』
♥「昨日の事大体は覚えてるなら分かってるはずだよ。」
『そんな…私はまだまだです！』
♥「そんな事ないさ！…これで俺達と一緒だね」ﾆｺｯ
『(一緒…)』
私が、この高貴な方々と…
ジョーと一緒…
♥「さぁて！俺は部屋に戻ろうかな」
『あ、あの！』
♥「ん？なに？」
『お礼！お礼をさせて！！』
♥「お礼？」
『昨日のお礼がしたいんです！』
♥「んー…あ、じゃあさ！」
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りあん(プロフ) - ののさん» わー！ありがとうございます！そう言っていただけると凄く嬉しいです･:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: ab066558ed (このIDを非表示/違反報告)
のの - な、なんていい話… (2018年3月27日 15時) (レス) id: aab11a0598 (このIDを非表示/違反報告)
りあん(プロフ) - ちょこさん» ちょこさんコメントありがとうございます！長いのに一気とは(笑） 嬉しいですヾ(*´∀｀*)ﾉ (2018年3月25日 22時) (レス) id: ab066558ed (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 素敵です！一気に読んじゃいました(^^) (2018年3月25日 21時) (レス) id: d9a05f340b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあん | 作成日時：2018年1月13日 1時
