P.20 真相 ページ21
「'口に出すのは家のこと、そしてあいつの事ばかり'」
「'両親にとって自分はただの看板'」
「'自分の家柄しか気にしない親'」
「やめろ！！！！」
「'俺なんて、誰も分かってくれない'」
「やめろ…！」
「'俺もあいつと同じ姿になれば'」
「やめろ……！」
「'俺を見てくれる…'」
「っぅ！！！」
「母さん！父さん！」
「こ、ここは…」
「お前…は？」
「俺！魔法が使えるんだ！今二人を生き返らせ」
「ち、近づくな化け物！」
「…ぇ」
「あの子と同じ姿！！今度は何をしようというの！！？」
「ま、待ってくれよかあさ」
「これ以上私達から何を奪うんだ！！」
「何言ってんだ！俺だよ！！アンタの息子だよ！」
「息子…？そんな見た目なわけあるか！！例えそうだとしても」
「そんなやつ我が家に必要ない！！」
「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！憎い！憎い憎い！なんでだ！！なんで誰も俺を人と見なさない！！なんであいつらは俺を道具としか見なさない！！」
❤「…」
『お兄様…』
「いくら頑張ってもそれは家の為！！何をしても家の為！なんで俺を見てくれないんだ！！」
"「落ち着くんだ坊や。そうしたのはお前のせいじゃない…あいつがいたからだ」"
「そうだ…あいつさえ…お前さえいなけりゃ！！」
『ﾋｯ!』
"「さぁ、唱えなさい。憎みなさい、それはお前に力を与えてくれる」"
「'憎き魂よ！全て燃やし尽くせ！灰になれ！！無に返せ！！'」
『っぅ！！ジャック！貴方だけでも逃げて！！』
❤「なんでさ！？逃げるなら一緒じゃないとダメだよ！！？」
『死にたいの！？馬鹿な事言ってないで！！』
「しねぇ！！！」ﾊﾞｯ!
大きな炎の渦が私たちめがけて飛んできた
赤黒いそれは闇のようで
守らなきゃ
この人だけでも守らなきゃ
こんな私に…あんなことをしていた私を…
この人は守ろうとしてくれたんだ
怖いよ、でも
今はそんなこと言ってられない！！
『っぅ！！お願い！！力を貸して！！』ﾊﾞｯ!
❤「！！」
ｺﾞｫｫｵ！
「は、はは…ははははは、ははははは！！！死んだ！死んだよ！無残だな！何も残らない！灰にもならない！ははははは！！！」
「何がそんなに嬉しいんだ？」
「何って憎いやつが死んだからだ！」
「そうか、じゃあ俺も嬉しいよ」
「…あ？」
ごぉ！！！
エイトフットのジョー「目の前で義兄様が死ぬところが見れるなんて」ﾆｬｧ
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りあん(プロフ) - ののさん» わー！ありがとうございます！そう言っていただけると凄く嬉しいです･:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: ab066558ed (このIDを非表示/違反報告)
のの - な、なんていい話… (2018年3月27日 15時) (レス) id: aab11a0598 (このIDを非表示/違反報告)
りあん(プロフ) - ちょこさん» ちょこさんコメントありがとうございます！長いのに一気とは(笑） 嬉しいですヾ(*´∀｀*)ﾉ (2018年3月25日 22時) (レス) id: ab066558ed (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 素敵です！一気に読んじゃいました(^^) (2018年3月25日 21時) (レス) id: d9a05f340b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあん | 作成日時：2018年1月13日 1時
