P.17 エイトフットのジョー ページ15
「火に触れようとしてた？」
A「あぁ」
その日の夜飲み物を取りに部屋を出るとアップルパイを持ったアップルにあった
そしたらAが火に触れようとしたなんて話を聞いた
「あいつ何考えて…」
A「どこかぼんやりとしてたぞ」
「…そういう事か」
A「心当たりあるのか？」
「あの馬鹿な人魚姫の影響か…もしくは過去の事思い出してたか…だな」
A「…あぁあの歌か確かにそんな歌詞があったが」
「あいつ仲良かったからな、ちいせぇ頃歌ってたの見かけたし」
A「だが…その…過去とは…」
「…悪ぃけどそんな軽々と話せることじゃねぇんだわ」
A「…そうか、仕方ないな」
「アップルパイさんきゅうな。」
A「いや、気にするな。…エイトフット」
「なんだ？」
A「…嫌なんでもない」
「そうか」
パタン
『あれなんか早い……いい匂い』
「すぐそこでアップルにあってよこした」
『美味しそう。明日お礼言っておかなきゃ』
「…なぁA」
『なに？』
「あいつの歌好きか？」
『アリエルのこと？うーん…昔から聞きすぎて覚えちゃったに近いかな。魔法の練習にも使ってたから』
「練習？」
『うーんとね』フッ
するとAは口から墨を吐いた
その墨はどろりとなにかの形になり…
"「こんな風にね…♪〜」"
「これは…」
『私の墨を活かした分身。姿形も中身も本人と似てるよ』
「お前いつの間にこんなの…」
『アースラ様に教えて貰った』
「…なるほどな」
『……』ｽﾘｯ
「……まだ何かあんだろ」
『！？』
…いい加減耳触る癖気づかねぇのか？
『いや…それは…その…』
「んだよ隠し事か？」
『いや…//』
「…はけ」
顔赤くするなんざどんな理由だ
『…小さい頃…ジョーいない時に…その…』
"「こういう事だよ」"ｷﾞｭｯ
「！？」
アリエルだった分身は俺の姿に変わりAを後から抱きしめる
"「お前がいない時の遊び相手。あとは敬語を外す練習したり名前よb」"
『ストップー！！』
俺の分身の口に手を当て止める
…本当に性格まで俺似なんだなー
「ほー…」
『あ、う//』
どぷんとその分身は消える
ズリズリと後に下がるAを水槽まで追い詰める
「俺がいないときにそんなことしてたのかぁ」
『ち、違っ』
「…すっげぇ妬いた」
『へぇ//』
「俺に妬くとかホント馬鹿だわ…今のむちゃくちゃ腹たった」
『あ、あの//』
「添い寝の刑」
『ふぇ！？//』
…こんなんだからいつまで経っても手が出せねぇんだろうな
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りあん(プロフ) - ののさん» わー！ありがとうございます！そう言っていただけると凄く嬉しいです･:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: ab066558ed (このIDを非表示/違反報告)
のの - な、なんていい話… (2018年3月27日 15時) (レス) id: aab11a0598 (このIDを非表示/違反報告)
りあん(プロフ) - ちょこさん» ちょこさんコメントありがとうございます！長いのに一気とは(笑） 嬉しいですヾ(*´∀｀*)ﾉ (2018年3月25日 22時) (レス) id: ab066558ed (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 素敵です！一気に読んじゃいました(^^) (2018年3月25日 21時) (レス) id: d9a05f340b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあん | 作成日時：2018年1月13日 1時
